売れる飲食店の店名を決めるときに欠かせない3つのポイント
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最終更新日:2014/01/04
ネーミング開発
お客さんにとって、店名はリピーターになるためにとても大切なものです。店名がいいと、また行きたいと思ったりもします。店側としてはサービスで勝負したい!と思うのは当然ですが、そもそもお客さんに来てもらえなければ勝負になりません。
そこで、売れる飲食店の店名を決めるときに欠かせない3つのポイント(売れる店名をつける、商標登録をチェックする、ドメイン登録をチェックする)をまとめました。
1.売れる店名をつける
当たり前といえばそうなりますが、意識してつけないと売れる店名にはなりません。では店名がよくないと売れないのか?といえば、答えはNOです。店名がよくなくても売れている店はあります。
でも売れている店は、ちゃんと店名にこだわりをもっています。そして売れてない店は、店名が原因の一つだったりします。
2.商標登録をチェックする
売れる店名をつけても、それが他の人の店名で、しかも商標登録されていたら。。。基本的にその店名を使うのはまずいです。
無断で店名を使って、そのことが商標登録の持ち主にばれたら、使うのをやめろ!って言われるだけじゃすまないかもしれません。こちらが店名を使った分、お客さんがこなくなって売り上げが落ちたから、その分の損害を賠償しろ!って言われることもあるんです。
また商標登録されているのを知らずに店名を使っても同じです。調べなかった自分が悪いって言われてしまいます。
だから店名の候補がいくつかできたら、それらの店名が商標登録されていないかどうか調査すべきです。もしどれも商標登録されていなければラッキーです。誰かに先取りされないよう、自分が商標登録するのをオススメします。
ネーミングが誰かに商標登録されてないか簡単に調べる6つのステップ
商標登録の申請書が誰でも簡単に書ける8つのステップ【動画有】
3.ドメイン登録をチェックする
自分の店のホームページをオープンする場合、オリジナルのドメインが必要です。このとき店名とドメインが同じだと、店名もドメインも覚えてもらいやすくなります。つまりリピーターになりやすいということです。
そのため候補の店名が商標登録されていなければ、その店名とかぶるドメインが登録されていないかチェックすべきです。もし登録されていなければラッキーです。誰かに先取りされないよう、自分がドメイン登録するのをオススメします。
一方、登録されていた場合、店名を変更すべきでしょうか?これはどちらとも言えません。なぜなら店名さえ覚えてもらえれば、店名でネット検索できるからです。つまり店名とドメインが違うからお客さんが来ない、というのはほとんどありえないということです。
どうしても店名とドメインが同じでないといけないなら店名を変更すべきです。しかしそうでないなら、店名は変更せず、違うドメインにすることをオススメします。店名を変更すると、また商標登録のチェックをしなければならないからです。
“-(ハイフン)”を入れる、数字を使う、.com / .net / .org / .jpをかえる、など工夫すればオリジナルのドメインになります。
まとめ
いい店名をつけても、台無しになることがあります。そうならないように、商標登録やドメイン登録のことも考えて店名を決めましょう。
2013年6月19日
著書 ゆうすけ
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