農業ビジネスやるなら商品名を商標登録してブランド化したほうがいい
ぼくのまわりにも農業ビジネスはじめた友人がいるくらい、かなりアツいジャンルになってきたようです。今までと違うやり方をするなら、表現の仕方もかえてみるのはいかがでしょうか?
その一例が、商品名のブランド化です。
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商品名で差をつける!商標登録は早い者勝ち
農業でのブランド化に成功した例も増えてきました。埼玉名物深谷ネギの「ネギ王」もその一つです。
今年2月にはこの自社生産している(深谷)ネギを『ネギ王』として商標登録しブランド化した。地元上里町の町興しにも大きく貢献している。
<引用:2014/10/7 サンパウロ新聞「日本で活躍する日系人経営者(01) 斎藤 俊男 社長」>
その土地の名産(たとえば深谷ネギ)としては有名だけど、どこの農家がつくったのかほとんどわからないし、消費者も意識していません。
しかし商品名に工夫をすれば、「ネギ王」のように注目される可能性を秘めています。
最近自慢できる事の一つは、先月の2月だったんですけれども、「ねぎ王」の商標登録をしてブランド化しました。これは上里町の町おこしの役にもたっています。それで不思議なことに、ねぎ王の名前は地元では有名なのに実際調べると誰も商標登録していなかったんですね。
またこのコメントにもあるように、商品名を商標登録しておくと安心です。タイミングとしては、その商品名を販売してみて、お客さんの反応をみてからでも遅くはありません。
「ネギ王」の場合、商品名として販売を開始して知名度をあげた後に商標登録しています。このときまだ誰にも商標登録されていなかったから一安心です。
一方、悪気がないならまだしも、商品名の知名度を横取りするため、誰かが勝手に商標登録してしまうこともあります。このときになって張本人が商標登録したいと思っても万事休すです。
このような場合、その商標登録にお金払って買うか借りるか。また強引にその商標登録を無効にするか。など、自分が考えた商品名を使うために相当手間がかかるのでご注意ください。
≪まとめ≫
たかが商品名、されど商品名です。これを工夫するだけで売上がかわった事例は沢山あります。農業ビジネスも表現の工夫次第で大きく発展する可能性があるのではないでしょうか。
2014年10月8日
著者 ゆうすけ
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