バージンワークをどうこなす?大変な仕事の3パターンとその対応策
公開日:
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最終更新日:2014/09/07
教育論
やばい!どうしよう!仕事しているとそう思う瞬間ってけっこうありますよ。仕事にもパターンがあって、大変さによって対策もそれぞれです。
そこで、これは大変だ!と思う仕事の3パターンとその対応策をまとめました。
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1.インプットが膨大な仕事
自分のメインワークで、やり方や進め方を十分わかっているけど、新しい業界にアプローチするため、知識や情報をインプットしないと話にならないパターンです。
たとえば特許の仕事をする場合、自分の得意な業界のお客さんからの依頼なら、インプットしなくてもすぐに取りかかれます。その業界構造や一般用語を知っているため、わからないことがあっても直ぐに調べられるからです。
しかし不慣れな業界のお客さんからの依頼を受けることもあります。信頼してくれているため、その気持ちには応えたいところ。任せてください!といった後から、膨大なインプット作業が待っています。
このようなときはとにかく本やネットで公開されている情報のシャワーを浴びることをオススメします。自分にとって必要な知識や情報の選別はその後。そして必要なことをメモリながらインプットを整理していくことで、知識や情報の点と点が線となるでしょう。
2.全く初めての仕事(バージンワーク)
メインワークに関係するものの、これのような相談はされたことない!とか、どうやってやればいいのか、やり方や進め方そのものがわからないパターンです。
ぼくは弁理士業の本流だけじゃなくて、亜流の研究もしています。その一つが、知財監査です。会社内の知的財産、広い意味での情報資産を、どのように扱っているか?管理しているか?事業の利益に結び付けているか?などを外部の視点から物言いする仕事です。
この業界での前例がない分、とてもやりがいがある反面、バージン(初体験)なのでどのように進めるべきかを手探り状態。その都度、柔軟に現場思考を働かせ、自分自身の方針や戦略を練っています。
バージンワークを行うときはまずいろんな人の話を聞くことをオススメします。その仕事の意義を率直に聞いたり、具体的なやり方のアドバイスをもらったりするのが一番参考になります。そしてトライアルしながらバージンワークを体系化できれば、その仕事の第一人者になれるはずです。
3.仕事の関係者がイケてない仕事
自分はサクサク仕事をこなしているのに、最終的に売上につながらない要因ってありますよね。その典型的な例が、仕事の関係者、お客さんや上司・部下です。
お客さんの意識決定が早いと仕事の進みが早いため、生産性が高くなります。一方、お客さんの意思決定機能がマヒしてたりアウトプットに対して重箱の隅をつつかれたりすると、生産性がダウンします。
また上司や部下の仕事の処理能力が低いと、むしろ足をひっぱられます。特に、ちゃぶ台ひっくり返す上司や指示しても仕事ができない部下はキツイ。それなら一人でやったほうが100倍マシなこともありますが、売上だけが全てではない場合もありますよね。
このように自分以外の要因で生産性を下げないためには、仕事の関係者が仕事をしやすいようにわかりやすくこちらの意思を伝えることをオススメします。お客さんには結論とその理由をわかりやすく伝えること、上司や部下にはしてほしいことを前もって伝えることで、仕事がグッと進みます。 仕事の9割は根回し力と気配り力とフォロー力でなんとかなります。
≪まとめ≫
大変な仕事にもパターンがあって、そのパターンの理由と対策を自分なりに持っていれば、どんな仕事でもこなせるはずです。またできる仕事とできない仕事の判別もできるため、心に余裕を持って仕事に取り組めるんじゃないでしょうか。
2014年9月6日
著者 ゆうすけ
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