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ホリエモンの受刑歴から学ぶ刑務所への問題提起とマスコミの見かた

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 教育論 , ,

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昨日、ブロゴスと日本財団が主催する「ホリエモンが語る刑務所からの“社会復帰”~堀江貴文×岡本茂樹対談~」の講演に行ってきました。

堀江さんは今年の3月27日に長野刑務所を仮釈放されてからも、刑務所の実態や体験談をメディアで伝えています。また岡本さんは受刑者の更生支援を行っており、刑務所の仕組みに問題提起しています。

二人の講演を聞くまで刑務所や受刑者のことなどまったく考えたことがありませんでした。でも受刑者はいずれまた社会に戻ってくることを考えると、その受け皿となる社会で生活しているぼくらはちゃんと考えるべきだなって感じました。

そこで、ホリエモンの受刑歴から学ぶ刑務所への問題提起とマスコミの見かたをまとめました。

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更正する気がない?刑務所の実態

刑務所の存在意義とは?なんとなくだけど、犯罪者を反省させて社会復帰できるまで更生すること、と思っていました。ところが実態はそうではないようです。

堀江さんも岡本さんも共通の意見は、刑務所のルールは厳しすぎる、という点。堀江さんが話すと受刑時のエピソードも面白く聞こえてしまうので本当に辛かったのかわからなくなってしまいそうですが(笑)、もし自分だったら気が狂いそうです。例えば、真冬なのに毛布1枚しかくれないとか、タオルの洗濯日を間違えたら罰せられるとか。

刑務所の居心地がよかったらそれはそれで問題でしょうが、“社会復帰の土台を築く場”であるならば、厳しすぎるルールは逆効果なのではないでしょうか。なぜなら早く釈放されるために、黙って我慢するだけの時間になってしまうからです。

数年間我慢し続けた受刑者が社会に出たらどうなるでしょうか。再犯率が上がっているのもわかる気がします。2011年の統計では、一般刑法犯の再犯率は過去最悪の43.8%だったそうです(参考:2012/11/16日経新聞「一般刑法犯の再犯率過去最悪 11年43・8%、犯罪白書」)。

犯罪に対する脱・マスコミ依存

ぼくたちが普通に生活していて犯罪を知る機会って、マスコミからの情報が大半だと思うんです。えー、めちゃくちゃひどい事件だな~と感じるのって、マスコミの伝え方が影響しているわけです。

マスコミによる“あおり”が行き過ぎた話題性を世論に与えてしまい、高ぶった感情を落ち着かせるために法律やルールを厳罰化する。厳罰化は悪、とは言い切れないけど、その切っ掛けがマスコミの過剰な報道だと、世の中をよくするためというより、犯罪者を叩くことが目的の厳罰化に過ぎないと思うんです。

大半の人には犯罪って無関係かもしれません。けど、明日は我が身。被害者になるか加害者になるか、それはわかりません。だから普段から、情報の仕入れ方とマスコミの見かたを考えるべきではないでしょうか。堀江さん曰く、マスコミのレベルが国民のレベルだ、というコメントもなるほどでした。

身近な発信源こそ価値ある情報源

ネット社会になって個人が情報発信できるようになったので、情報収集も手軽にできるようになりました。でも今って情報が多すぎるから、何が正しくて何が間違っているのか、見極めも難しくなってきているとも思います。

そういう意味で発信力のあるブロガー情報なんか、ぼくはすごく重宝しています。イケダハヤトさんとかちきりんさんとか。特に社会をよくしようという企みもなく、ただ自分がやってきたこと・知っていること・調べたこと・考えていることを淡々と伝えているところに価値を感じます。

ようは自分で考える余裕を与えてくれるというか、マスコミのように感情的な伝え方ではないのでフラットな気持ちで情報を収集できます。だから今後もますます個人からの情報に価値が出てくると見ています。

≪まとめ≫

今回のイベントにいってはじめて刑務所やマスコミの犯罪報道について考える機会を得ることができました。それがまずぼくにとっての大きな価値です。刑務所やマスコミの実態を考えることで、情報収集や情報発信の仕方をカイゼンする切っ掛けになったからです。

2013年11月28日

著者 ゆうすけ

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