「社名の由来コンテスト」開催!スタートアップが注目されるチャンス!!
コクヨファニチャーが主宰する「社名の由来コンテスト」が10月1日から開催されました。応募期間は10月31日まで。このイベントは、コンパクトなオフィス空間を提案するブランド「ofon」のプロモーション活動の一環で、わくわくするような自分らしい働き方を応援したいという想いから企画されたようです。
スタートアップの場合、活動内容がわかりやすくてオモシロくて超話題にならない限り、認知されるにはそれなりに時間がかかります。だからよりネーミングが大切になってくるわけです。
共感されるネーミングは、スタートアップの活動内容を伝える強力な武器になるはずです。以前、ヒットしたコンテンツ名を社名に変更した事例を紹介しましたが、変更しないに越したことはありません。
そこでスタートアップで認知度を飛躍的にアップさせたい方にオススメする「社名の由来コンテスト」についてまとめました。
・著名な審査員に認められたらラッキー
コンテストの審査員はハンパない方々ばかりです。「レバレッジコンサルティング」の本田直行氏、「伝え方が9割」の佐々木圭一氏、コクヨファニチャー㈱執行役員の福井正治氏、この三名に社名の由来を審査してもらえることなんてそう滅多にありません。
特に「伝え方が9割」を読んだ方はわかると思いますが、佐々木氏はコトバのプロフェッショナルです。プロが見てその社名が伝わるものかどうかを客観的に判断するまたとない機会になるはずです。
・応募資格に創業年数はない
そうはいってもスタートアップの場合、まだ立ち上げて間もないわけだから大丈夫なの?と思うかもしれませんが、応募資格に創業年数はありません。
また審査基準の中には、「由来の実行度」に加え、「今後の期待度」が含まれています。つまり実績がまだ出ていなくても、社名の由来にもとづく想いに共感してもらえればチャンスはあるはずです。しかも「今後の期待度」が審査基準ということは、ある意味会社の先行きについてお墨付きをもらえるということではないでしょうか。
・働いてる事実は必要
応募フォームには会社の設立年月日の欄がありますが、記入例が2013年04月ということは、10月でもOKと考えよさそうです。
でも会社URLの欄があるように、当然ながらその会社の実態をウェブで確認するということでしょう。社名の由来、想いは400文字以内なのでうまくまとめることがもとめられそうです。
≪ピッタリナまとめ≫
コンテストで賞をもらうに越したことはありませんが、社名を見つめ直すいい機会ではないでしょうか。ビジネスの内容をわかってもらうことって簡単ではありません。むしろユーザーがその活動内容を知りたくなるようなアプローチが必要で、その有効な手段の一つが社名なわけです。つまりこのコンテストは、社名の由来って大切なんだよってことを暗に伝える企画なんだと思います。
・コクヨファニチャー㈱主催 「社名の由来コンテスト」
2013年10月5日
著者 ゆうすけ
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