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クロネコヤマトの宅急便から学ぶライバルと差をつけるブログ運営理論

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 ブログ運営

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 クロネコヤマトの宅急便は今から40年前(1976年1月)にスタートしました。最初は荷物が11個しかなかったそうです。しかし今では個人宅配ビジネスの第一人者になりました。この事例はブログ運営に使えそうです。

そこでクロネコヤマトの宅急便から学ぶライバルと差をつけるブログ運営理論を整理しました。

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・ライバルがいない市場を選ぶ

そもそもクロネコヤマト(大和運輸)は、商業貨物の近距離運送を行っていました。しかしそのせいで、長距離運送の市場に乗り遅れました。なぜならそこには西濃運輸などのライバルがいたからです。そのため大和運輸は、郵便局が独占していた個人宅配の市場を狙うしかありませんでした。

たしかに商業貨物の長距離運送は一定の工場や倉庫から大量出荷し、行先は毎回ほぼ同じため、効率がいいビジネスでした。一方、個人宅配は多数の民家や商店から一個口でも出荷し、行先も毎回違うため、効率が悪いビジネスです。だから他の民間企業は個人用の宅配市場に参入できなかったのです。

この考え方はブログ運営にも置き換えられます。つまりライバルが参入できないジャンルを選択し、そこでユーザーに役立つ情報を発信すれば、そのジャンルの第一人者になれる可能性が大いにあるわけです。

・拠点と集荷スポットを連携させる

そのとき大和運輸の二代目社長・小倉昌男氏は、商業貨物と個人宅配の共通点を発見しました。それは拠点と集荷スポットを連携させることです。

商業貨物の場合、ターミナルを拠点とし、工場や倉庫など集荷スポットを大型トラックで連携させていました。一方、個人宅配の場合、営業所を拠点とし、住宅や商店など集荷スポットを小型トラックで連携させていました。

そこで大和運輸は、住民に馴染みのある米屋や酒屋などを取次店とし、ここを集荷スポットにしました。こうすることで、大和運輸の営業所の場所を知らない住民でも気軽に利用できるようにしたのです。

つまりブログ運営に置き換えると、ブログを拠点とし、ツイッターやフェイスブックなど集荷スポットを経由してアクセス数を増やす考え方があてはまります。さらにこれらソーシャルメディアで活躍しているインフルエンサーと連携すれば、一度の多くの収穫が期待できます。

・デメリットこそチャンスと捉える

そうはいっても個人宅配で採算が取れるかわからなかったため、当時の役員全員から反対されました。しかし小倉社長は、当時から以下の考えを持っていたようです。

「サービスとコストは二律背反の関係だから、利益を強調するとサービスが中途半端になってしまう。だから、あえて採算意識を捨てさせた。物事には何でも裏と表がある。デメリットを恐れて立ち止まったら発展はない。メリットをそれ以上に大きくすればいい」(『経営はロマンだ!』より)

つまりライバルがいない状況をチャンスとし、デメリットを上回るメリットを得る。まずはお客様目線になることが第一優先であり、それができれば利益がついてくるという考えです。

ブログ運営でも同じです。無償の情報提供がデメリットと考えたら、何もできません。ノウハウや情報を提供することでお客様に出会い選ばれるメリットを考えるべき時代です。

≪ピッタリナまとめ≫

こうして8年後(1984年頃)、ヤマト運輸の「宅急便」取り扱い個数が郵便小包を追い越しました。ピンチをチャンスと捉え、ライバルがいないエリアでサービス重視のビジネスが花開いたクロネコヤマトの事例は、ブログ運営にも活用できるのではないでしょうか。

<参考>

「物事には裏と表がある。デメリットを恐れたら発展はない。メリットをそれ以上に大きくすればいい」(小倉昌男)

合理性を超えた先にイノベーションは生まれる

2013年7月24日

著書 ゆうすけ

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