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ハチロク世代のブロガーから学ぶ21世紀を生き抜く働き方で大切な3つのこと

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 教育論 ,

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プロブロガー・イケダハヤトさんの著書『旗を立てて生きる「ハチロク世代」の働き方マニュフェスト』の出版記念イベントに行ってきました。 

実は先日、本書の書評を書いた後、思い切ってイケダさんに僕の企画の件で問い合わせたところ、すぐに返信をくれたんです。それだけに、今日のイベントはとても楽しみだったし、実際とてもためになりました。 

そこで約2時間、Living in Peace代表理事の慎泰俊(しんてじゅん)さん、社会起業家の西田亮介(にしだりょうすけ)さんを交えたトークの中で、これからの時代の働き方で大切な3つのことを僕なりにまとめました。 

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・問題意識を持つこと 

イケダさんが学生や20代の企業勤めの知人に話を聞いたところ、その多くが仕事に情熱を持っていないそうです。つまり仕事がつまらないため、アフターファイブや趣味に時間を使うことが生き甲斐になっています。 

一方、成功している起業家に話を聞いたところ、当然にして仕事に情熱を持っているそうです。つまりいきいき仕事をしているため、アフターファイブや趣味も仕事につなげてしまう探求心が生き甲斐になっています。 

そこでなぜこのように両者の間で明確な差が生まれるか考えたところ、「問題意識」の有無に関係があったそうです。このことを逆に言えば、いきいきと働いたり起業家として成功したりするためには、「問題意識を持つこと」が必要といえます。 

アフターファイブや趣味を生き甲斐にすることが悪いことではなく、人生の大部分の時間を捧げる仕事がつまらないというのが問題なわけです。 

・コツコツ発信すること 

「問題意識を持つこと」というコトバが重い、簡単に言うな、という方がいるかもしれません。そんな方にオススメなのは、どんなことにも「なぜだろう?」と思うことです。それはなぜかというと、あなたがなぜだろうと思っていることは、きっと他の人も思っているからです。 

「なぜだろう?」と思って調べたり考えたりして答えがわかると、気持ちよくないですか?その気持ちを忘れないように、ブログというツールを使ってコツコツ発信し、他の人に教えてあげれば、その人のためにもなるわけです。 

イケダさんがブロガーとして生き甲斐を感じる瞬間は、「微妙な成長」を感じたときだそうです。ブログでは日々のアクセス数やページビューを計測しているため、外部のリアクションがダイレクトにわかります。だから少しずつ工夫をした結果、成果が出た瞬間に「微妙な成長」を自覚してモチベーションを維持しているようです。 

つまり「コツコツ発信すること」で、忘れないように記録すること記録したことが人のためになること、そして誰かの役になった結果を小さな成長として自覚することができるんだと思います。このことは、独立しようがしまいが大切なことではないでしょうか。

・リスクを数値化すること 

コツコツ発信すれば、自分のライフワークを見つけられるかもしれません。イベントで話をされたお三方も、最初は会社に就職したり留学しようとしたりしたけど、問題意識を持ってコツコツ発信することで、自分の生きる道を見つけられたといいます。 

でも自分の生きる道を見つけたとしても、どのタイミングで旗を立てればいいのか?というギモンが湧くのも自然です。つまり今の仕事がつまらないという人がライフワークを見つけられたとき、どうすればいいかということです。 

このギモンに対して、イケダさんは明確な答えを持っていました。それが「リスクを数値化すること」です。例えば、金銭的リスク。自分のやりたいことをしても収入を得られなければどうしようもありません。収入ゼロになる恐怖が自分にブレーキをかけてしまいます。 

そこでイケダさんはフリーランスになる前に、自分が1年間生きるために最低限必要なお金(リスク)を150万円と数値化したそうです。そこで2年間収入ゼロでもなんとかなるよう、300万円貯めてから会社を辞めました。 

つまり〇年間は生きられる〇年間くらい失敗しても笑える〇年間なら夢を追える、など、時間とお金のバランスを考え、それをしたことによる代償(リスク)を数値化することが、いきいき働く条件と言っても過言ではないと思います。 

≪まとめ≫

「旗を立てて生きる」というのは、独立するという意味ではなく、自分が主体的に働けるかどうか?ということだと理解しています。自分が主体的に働くには、少なくとも「問題意識を持つこと」、「コツコツ発信すること」、そして「リスクを数値化すること」が必要ということを学びました。

2013年7月19日

著書 ゆうすけ

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