ゴルフも人生も“気づけば”楽しくなる【ゴルフは「気づく」だけでスコアアップできる】
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ようやく長い冬も終わったようですね。ぼくは寒いのが苦手なので、基本的に冬は行動範囲が狭くなります。そうはいっても何もしないわけじゃなくて、海遊びとかバーベキューとか暖かくないとできないこと以外のことをするようにしています。その代表がゴルフの練習です。ゴルフがしやすいシーズンは春と秋なので、それに合わせて練習する絶好のタイミングが冬なんです。
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少しずつできるようになってきたので、前よりゴルフが楽しくなってきました。きっとミート率があがってきたと自分で感じられるようになってきたからです。それに計算通りにいく回数も増えてきました。この距離は170ヤードくらいだからうまくいけば5番でグリーンにのるけど、ここはミート率が高い7番で150ヤード飛ばして、残り30ヤードはアプローチで寄せてワンパット、とか。
ぼくは基本的に知識よりやり方を重視します。だから業務の内容を覚えることより、仕事のやり方をマスターすることを意識しています。そうすると、やったことがない業務だとしても、身に付けた仕事のやり方を応用すれば対応できるんです。弁理士試験も、知識じゃなくて受かり方をマスターしたから合格したと自負しています。だからゴルフも同じで、フォームを完璧にするよりも、1打減らすやり方をマスターしたほうがスコアアップにつながると考えてます。
「飛ばしにかかって大たたき」を防ぐ発想法
「バンカー手前からパー3をやり直すのです。ピンまで40ヤードなら40ヤード・パー3をプレーする。そこから3打なら自分的にはナイスパーです。もちろんスコアカードに書く数字は4、ボギーですけどね」(p31)
400ヤードのパー4はむずかしいが、1打目を180ヤード飛ばして「250ヤードのパー4」にすればそのパーを獲るのはやさしい。バーディ(本来のパー)だって獲れそうだ(p35)
「100の壁」は低い目線から生まれてくる幻の壁
〇18ホール全部がボギーならスコアは18オーバー。パーが72ならトータルスコアは90になる。だから90という数字には意味がある。ボギー平均のレベルを超えようとするときは「90の壁」はターゲットにできる(45)
「90の壁に挑むべきだよ。『90をどう切るか』を考えると1ホールずつのスコアの作り方をスムーズに考えられるようになる。まずは全力でボギーを獲ること。でも全部ボギーじゃ90は切れないから、そのなかでパーのチャンスをつくり、それをモノにする方法も考えていくんだ。・・・」(p47)
パットの距離感をパタ練のやり方で高める方法とは?
●カップを狙うのはカップインする練習。距離感の練習ではできなくなる(p57)
●「入れる」意識があるとカップをオーバーするボールを打ちにくくなっていく。「カップまで」のコロがりだけをイメージして「カップの先」までコロがすイメージが消えていくからだ(p59)
「飛球線後方からアドレスに入る」の効果とアマができないワケ
「ショットの目的は狙ったところにボールを運ぶこと。飛球線後方から目標を見通して打球の飛び方をイメージしてからアドレスに入ることが重要になるんです」(p74)
「・・・最初に状況を読んで、それに構え方や打ち方をアジャストさせる。それがナイスショットを続ける基本だといつも考えてください。練習でも飛球線後方からアドレスに入ることを心がければ、できるようになる確率がとっても高くなりますから」(p75)
≪まとめ≫
ぼくは考えることや計算することが好きなので、仕事以外で頭を使うと違う意味でスッキリします。またその思考回路、つまり”気づき”は、仕事だけじゃなくて、人生をうまく楽しむことにも活かせると感じています。ぼくにとって人生を楽しむっていうのは、したいことをする、行きたいところに行く、食べたいものを食べる、そういったあるがままに自分の人生を楽しみたいから、考えることが苦じゃないんだと思います。
ゴルフは「気づく」だけでスコアアップできる (じっぴコンパクト新書)
2014年3月22日
著者 ゆうすけ
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