驚きの掲載数と内容と編集!保存版にしたい一冊【地域発 ヒット商品のデザイン】
見本誌を出版社の方から送っていただいたので早速見ました。個々の商品のデザインも当然いいんですけど、編集の仕方に感動しました。きめ細かいというか、読者目線でまとめられているとすごく感じました。読みやすく、ためになり、保存版にしたい一冊です。
目次が見やすい!あいうえおで逆引きもできる
全部でいくつ商品が掲載されているかわかりませんが、かなりボリュームあります。全国から選りすぐりのお土産を集めた感じです。でも地域別の目次があるからとても見やすいです。ぼくの奥さんは大阪出身なんですが、大阪は何かな~?なんて楽しんでました。
商品名は覚えてるんだけど、パッケージが思い出せないな~なんてときには巻末のあいうえお順で逆引きできるんで使い勝手がいいんです。
ちなみにボリュームはこんな感じです。厚みは5cmくらいあるかもしれません。
買ってみたい!いろんなアングルや付属品が掲載
お土産ってまずは中身が気になるけど、パッケージにもいろんなメッセージが隠されているんです。コピーやキャラクターだけじゃなくて、包装紙の包み方や開封したときの見た目に工夫がされています。そんなきめ細かいところまで掲載されていてとても参考になります。
取扱説明書みたいな小冊子もついていると、みんなでワイワイ楽しめそうです。
ペットボトルのパッケージでも、角度を変えながらみると動いているように見えるものもあります。
デザイナーのコメントやヒット商品のヒントもあり
本誌に掲載されているパッケージをデザインしたデザイナーさんの紹介ページもあります。「数が売れればいいってもんじゃない」、「地域の人々とのコミュニケーションが大切」など、パッケージ開発の裏に隠れた想いにも注目です。
多くの商品がある中で、どんな商品が選ばれているのか?そしてどうすれば選ばれるようになるのか?その一つの鍵がキーワード選びであることは間違いありません。
そしていいキーワードが決まったとしても、伝わり、拡がり、探される商品名にするには、また一工夫必要なんです。その辺をぼくのコラムで紹介しています。
≪まとめ≫
デザインってデザイナー自身のセンスも大事だけど、お客様の声を聞くとか、買う人の気持ちを考えるとか、基本的なことをちゃんと積み重ねて設計しないといいデザインにはならないはずです。そして基本的なことって、わかれば誰でもできます。だからデザインってセンス以外の部分で良し悪しが決まることも多々あると思います。そんな基本的な部分を、多くの事例が乗っている本誌から学べれば、いいデザインがたくさん出てくるんじゃないかな~って感じています。
ちなみに余談ですが、ぼくの故郷・千葉の名産は掲載されてませんでしたwww。サバカレーなんか実はおいしいですよー^^v
2014年3月21日
著者 ゆうすけ
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