士業で最大の敵はストレス?町医者型の先生が倒れたときにすべき3つの対処法
士業の最大の魅力は、高度な仕事ができることと感じています。特に弁理士は、お客様の大切なアイデアを守るため、やりがいがあります。だからこの仕事自体は一生続けたいです。
でも弁理士の業界では、高齢化が問題の一つです。なにが問題かというと、先生独りで経営している町医者型の特許事務所だと、先生が倒れたらお客様に迷惑がかかりかねません。
最近で言えば、脳梗塞や脳卒中など突発的に発生する病気は本当に怖いです。どうやら一番の原因はストレスのようで、健康にいくら気をつけていても起こることがあります。実際、ぼくのところにも○○先生が倒れたから、継続中の仕事を引き取ってくれないか?という相談を受けたことがあります。
そんなストレス社会で戦っている町医者型の先生が急に倒れたときにすべき3つの対処法をまとめました。
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引き継ぎの先生がいるのかどうか確認
まずはこれが第一優先でしょう。特に期限が近い仕事は要注意です。
特許事務所の場合、法律でいついつまでにしなきゃいけない仕事もたくさんあるので危険です。だから独りで仕事している先生は常に落ち着かないわけで、余計にストレスがたまるのではないでしょうか^^;。お客様としてもその辺は注意しておいたほうが安全です。
資格者の変更手続の確認
資格によってはお役所に届け出ないといけない書類もあるでしょう。
たとえば弁理士の場合、進行中の案件については、弁理士が変わったことを連絡します。具体的には代理人選任届などの提出が必要です。
新しい先生との方針や想いの共有
個人的にはこれが一番大切だと思います。お客様にとっては急に担当者が変わるため、どうやって案件を進めたらいいか不安ではないでしょうか?あの先生はこうやってくれたのに、今度の先生はやり方が違うのでやりづらい、など悩みもあるでしょう。
特に士業はいい意味で個性が強い人が多いため、仕事の仕方もまちまちです。先生には、必要なところは合わせ、それ以外はオリジナルのやり方で進めるなどの注文をしても問題ないでしょう。
≪まとめ≫
やはりなにかあったときのために、町医者型の先生たちは協力体制で今後を乗り切らないと厳しいかもしれません。時代は変化しています。今風のやり方を取り入れるのもまた仕事のうちではないでしょうか。
2014年3月7日
著者 ゆうすけ
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