ブログ運営もメモ書きからはじめよう(ゼロ秒思考(著・赤羽雄二))
2014年のぼくの課題は、アウトプットのスピードアップです。今のところ、情報収集の時間より、記事の構成や文章をまとめるのに時間がかかってしまうため、どうしたものかと考えていました。
時間をかけたからといって、いい記事になるわけではありません。後で振り返ると、なんでこんなふうに書いたのかなって、自問自答するときもあります。つまり自分の思考も時間と共に変化しているということでしょう。
そこでブログ記事のピードアップのためにメモ書き力を強化しようと考えました。まずは感じたこと、疑問に思ったこと、迷ったことを短時間でアウトプットできる力を身に付ければ、ブログ運営もスムーズにできるという仮説です。
短時間でメモ書きしないと意味がない
今までの人生で、直感って意外に頼りになると感じています。きっと自分の成功体験や自己防衛本能が働いて脳に浮かんだことだからです。真っ当に生きていれば、直感力も自然に上がるはず。だからメモ書きも直感を大切にして短時間で行わないと意味がないと考えています。
メモは、毎日10ページ書くことをお勧めしている。1ページ1分書くので、毎日10分程度しかかからない。しかもまとめて書くのではなく、思いついた時にさっと書く。思いついたその瞬間に書き留めることで頭の働きをよくし、発想をさらに刺激するので、後でまとめて書こうとはしないほうがよい。そもそも、何を思いついたのか忘れてしまうし、書き留めておくのであれば、メモ1ページをさっと書いてしまったほうがよいという考え方だ。 p107
メモも時間を決めないとダラダラと書いてしまいます。限られた時間で自分の直感をはき出すからこそ、タイムリーな思考を自分の目で確認できる点が効果的だと感じています。ぼくもやってみたところ、字は汚いし同じことばかり書いていましたが、継続する価値があると感じています。
アイデアを形にする第一歩はメモ書き
思いついただけのアイデアに価値はありません。でもそれを実行して価値にするには、すごいエネルギーが必要です。早く結果を出すには、無駄にエネルギーを消耗しないことも大切です。
思いついた瞬間というのは、起きてすぐ、通勤時間中、会社についてすぐ、昼休み、仕事中、寝る直前など、いつでもだ。頭に何かよぎったその時がベストだ。私の場合、飛行機や新幹線の中など、他にすることがあまりない状況で思いつくことも多い。古来、三上(馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう))は文章を書く時、アイデアを練る時としてよいと言われているが、まさにそのとおりだ。 p115
ブログ運営もアイデアを形にした例の1つです。それぞれ運営者の想いや戦略が詰まっています。だから見た目は真似できても、同じようにマネタイズやpv獲得ができるとは限りません。だからまずはひらめいたアイデアをメモ書きし、そのメモを基にして記事をつくってみるのをお勧めします。発信してはじめて伝わるかどうかわかるからです。
ダメなのは伝わないことではなく発信が止まること
ぼくがブログ記事を書いていて意識していたことは、これは読者に伝わるかな?ウケるかな?ということでした。でも結果的に、そう考えて書いた記事って、伝わらないしウケないこと、けっこうあります。時間をかければいいというわけではありません。
問題は、大半な人が調べすぎてしまうことにある。インターネットで検索したり、業界イベントに行ったり、本を読んだり、ああでもないこうでもないと結論のない議論をしたり、そのうえでまたネット上のディスカッショングループに過去ログまでくまなく読んだり、何週間も延々と調べる。それ自体はもちろんよいことだが、時間がかかるばかりで判断・決断を延ばしがちだ。 p055
・・・おそらく、普段いろいろなことを考えているとは言え、堂々巡りや繰り返しが大半なのだ。・・・メモに書かないと、同じことばかりああでもない、こうでもないと考え続けるので、悩みが減らないし、頭を無駄に使っている、時間を大変に浪費しているという証明でもある。 p109
記事を書いているとだんだん思考が発散してきて、何を書きたかったのかわからなくなる瞬間があります。そのときって全てをデリートしたくなる衝動にかられたりもします。でもそこが一つの壁と感じています。なぜならその衝動って、アウトプットしたからこそ抱く気持ちだからです。そこを乗り越えるには、考えるんじゃなくて、もうひと踏ん張りして書き出すことなんです。このタイムリーな気持ちを発信できるのがネットの強みではないでしょうか。その瞬間を大切したほうがよいことを、ぼくもだんだんわかってきました。
≪まとめ≫
この記事もメモ書きしながら作りましたが、本を読み始めてからトータルで4時間かかってしまいました。ぼくのブログ記事の作成目標は、1.5時間です。情報収集30分、記事化1時間。その目標達成に向けて、メモ書き力の強化は欠かせないと実感しつつあります。
2014年1月5日
著者 ゆうすけ
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