「スマホは捨てろ!(鈴木進介著)」で学んだ実践したい3つのこと
スマホ時代を逆行するタイトルに惹かれ即買・即読しまいました。ネーミングって大事だな~とつくづく思います。でもこの本がいいたいのは、決してスマホを使っても意味がないから捨てろ!ということではありません。ではこのタイトルは何を意味するのか?それは読んだ方がご自身で考えればいいのではないかと思います。私も自分なりの考えをもっています(文末にちょこっとだけ書きました。)。
そこで「スマホは捨てろ!」で学んだ実践したい3つのことをまとめました。購入後、24時間以内です^^
1.資格の知識やノウハウをどんどん開示しよう
この本では、会社員で人柄も学歴も成績も人間関係も特に良くも悪くもなく、このままでも人生なんとかなると考えている人を「無難(ぶなん)な人」と表現しています。私自身、まだ突き抜けていない「無難な人」の一種かもしれません。弁理士資格もとりましたし、新しいことを勉強することも好きです。
著書では、「【勉強法①】勉強バカにつける薬」について、以下のように書いてあります。
- 「無難な人」は勉強好きです。・・・資格取得など、目的を決めればそこに向かってまい進することができます。難しい資格であるほど、自分自身の市場価値が上がったような気分になります。・・・「無難な人」にとって、勉強は不安を打ち消してくれる身近なツールです。(p125)
弁理士試験になかなか受からない人は、こういうタイプの人が多いです。また弁理士に限らず資格者の中には、さもプロフェッショナルのように振舞う人もいます。専門知識で理論武装しているのです。昔ならそれでよかったかもしれませんが、今はインターネットで情報がタダで手に入る時代です。そのスタイルがどこまで通用するかわかりません。努力家なのに、非常にもったいないと思います。
「勉強バカ」だと残念な本当の理由は、知識をインプットしても自ら発信せず、聞かれても自分が解釈したまま人に放出することにあると思います。つまり世のため人のためになっていない自己満足タイプです。少なくとも私は残念な「勉強バカ」にはならないよう、インプットしたことは日々発信しようと思っています。
2.弁理士業界の池上彰さんを目指そう
そんなわけで当ブログを半年前に開始し、弁理士の仕事について発信するようになりました。「ネーミング」をテーマにした理由の一つは、商標登録についてわかりやすく説明するためです。ですが壮大なテーマなためうまく伝えられないばかりか、私自身のセルフプロモーションもまだまだ不十分と考えています。「弁理士って“便利屋”のことでしょ?」って今だに言われます。つまりそれくらい認知度が低いわけです。
著書では、「【心構え③】イメージは借りろ」について、以下のように提案しています。
- 「なるべく簡単に経営やビジネスについて話します」と言うよりも、「池上彰」のイメージを借用したほうが伝わりやすく、かつインパクトがあります。実際、コンペの場面でライバルと提案内容が同じであっても、池上さんのように平易に語ることで受注をもぎとってきました。(p79)
弁理士の仕事を一言でいうと、お客さまのビジネスアイデア(ネーミング・発明・デザインなど、いわゆる「知的財産」)を法律で守るプロです。そしてこれらのアイデアは、社運を左右するとても重要なものです。しかしこのように重要なビジネスアイデアを扱う仕事を、お客さまにわかりやすく説明したりわかりやすい資料をつくったりしている弁理士を、私はほとんど知りません。
そこで私は「弁理士業界の池上彰さん」になって、中小企業やスモールビジネスを行う起業家の皆さんを支援したいと考えています。ちなみに当ブログも、おかげさまで今では月10000pvもご覧いただけるようになりました。いつも本当にありがとうございます。
3.直感や経験を発信しよう
今後の弁理士に必要なことは、お客様のビジネスアイデアで事業を成功に導くための「攻めの提案」をすることと考えています。つまり売れるネーミング・発明・デザインは、他とは違う差別化ポイントが必要であり、この差別化ポイントを客観的に判断できるのは弁理士以外にいないからです。しかしそう簡単に売れるかどうかを判断することはできません。クリエイティブやマーケティングの経験が必要だからです。
著書では、「【発想法①】「直感」を理屈で裏づけろ」について、以下のように書いてあります。
- 自分自身の五感から気になる点や違和を感じる必要があります。まずは、その直感に添ってみましょう。理屈やデータから「キラリと光るもの」を見つけるのではなく、「光るもの」を見つけてから理屈を探すのです。(p96)
私自身、クリエイティブやマーケティングの経験は浅いです。そのためまずは「ネーミング」にテーマを絞りました。なぜなら「ネーミング」はビジネスのルーツを辿ることができるくらい奥深くおもしろいからです。またネーミングの良し悪しが、商品やサービスの売上に影響します。したがって攻めと守りのネーミング戦略は今後非常に重要になるはずです。
そこで今はいいネーミングだなって思ったものを、フェイスブックページで紹介しつつ、ネーミングの由来や構成、さらには商標登録に関する理屈を探しています。
まとめ
本来の書評とは程遠いものになってしまいましたが、どこを自分に置き換えられるかを考えることが私の書評スタイルです。どんな「無難な人」でも、3つくらいは実践できるのではないでしょうか。
ちなみに私が考える「スマホは捨てろ!」の意味は、日経新聞だろうがメルマガだろうが、これらをスマホで欠かさず読んでいたとしても、情報を活用できない人にとっては無駄だから他のことに時間を使うべきだ、というものです。情報の活用とは、記録する、人と話す(又は教える)、自分に置き換え実践する、ものだと私はとらえています。
2013年5月15日
著書 ゆうすけ
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