商標登録の申請(出願)料金を簡単に調べる5つのステップ
自分で商標登録の申請をする場合、特許印紙を買わなければなりません。一方、商標登録の申請(出願)料金は据え置きではなく、法律の改正に応じて変わることがあります。したがって商標登録の申請をする前に、そのときの法律で定められている料金を特許庁のホームページで確認すべきです。
そこで商標登録の申請(出願)料金を簡単に調べる5つのステップをまとめました。
1.「手続料金自動計算システム」と検索する
まずグーグルやヤフーで「手続料金自動計算システム」と検索してください。すると「手続料金自動計算システム」がトップに表示されますので、それをクリックします。
2.「出願」にチェックする
1.で「手続料金自動計算システム」」をクリックすると、画面「申請したい内容」のリストが表示されます。そのうち「出願」にチェックをいれOKボタンをクリックします(はじめは「出願」にチェックがはいっているためそのままで大丈夫です。)。
3.「商標」にチェックする
2.で、「出願」にチェックをいれてOKボタンをクリックすると、画面「出願料」が表示されます。そのうち「商標」にチェックをいれOKボタンをクリックします(はじめは「特許」にチェックがはいっているので変更してください。)。
4.「1.手続き項目」は「商標登録出願」を選択し、「2.区分の数」に「1」を入力する
3.で「商標」にチェックをいれてOKボタンをクリックすると、画面「出願料-商標」が表示されます。
「1.手続き項目」は3つのメニューのうち、「商標登録出願」を選びます(はじめは「商標登録出願」が選択されているのでそのままで大丈夫です。)。
「2. 区分の数」には、「1」を入力します。もし2つの区分(カテゴリー)で申請する場合は「2」、3つの区分(カテゴリー)で申請する場合は「3」を入力します。
最後にOKボタンをクリックします。
5.料金を確認する
4.でOKボタンをクリックすると、「出力結果」として申請(出願)時の料金が表示されます。
なお4.の「2.区分の数」が増えると料金が増えるのでご注意ください。早見表は以下です(2012年4月1日以降)。
区分の数 | 料金(円) |
1区分 | 12000 |
2区分 | 20600 |
3区分 | 29200 |
4区分 | 37800 |
5区分 | 46400 |
6区分 | 55000 |
7区分 | 63600 |
8区分 | 72200 |
9区分 | 80800 |
10区分 | 89400 |
まとめ
自分で商標登録の申請を行うときは、申請(出願)前に必ず料金を確認してから特許印紙を購入しましょう。また区分(カテゴリー)が増えると料金が増えます。一つの区分でちゃんとネーミングを守れるかどうか?複数の区分を選択する必要があるのか?など、しっかりと検討することをオススメします。
最後に、5つのステップをまとめておくので、チェックリストとしてご活用ください。
1.「手続料金自動計算システム」と検索する
2.「出願」にチェックする
3.「商標」にチェックする
4.「1.手続き項目」は「商標登録出願」を選択し、「2.区分の数」に「1」を入力する
5.料金を確認する
2013年4月13日 著書 ゆうすけ
<参考> 商標登録の登録料を簡単に調べる5つのステップ ⇒ https://namingpress.com/?p=3540
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