ロゴか文字か迷ったときどっちで商標登録すべきか簡単に判断する方法
ブランドづくりにネーミングは欠かせません。会社のブランド、商品のブランド、シリーズもののブランドなどを一目瞭然にするからです。
さらにネーミングをロゴにすると、ブランド力がアップします。単なるネーミングより目を引きやすく、記憶にも残りやすいからです。
しかしそうすると、商標登録は、ロゴですべきなのか、それともネーミングのみ(つまり文字)ですべきなのか、判断に迷います。
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名称が読めるならロゴ、読めなければネーミング
そこで文字かロゴかで迷ったときどっちで商標登録すべきか簡単に判断する方法として、「名称が読めるかどうか」によります。
特徴あるロゴでも名称が読める場合、ロゴで商標登録して概ね問題ありません。なぜならネーミングのみパクられても、読み方(称呼)が同じだから少なくとも類似の範囲にあるため、その行為に文句を言えるからです。
一方、特徴あるロゴで名称が読めない場合(エンブレムとか)、まずはネーミングのみで商標登録したほうが無難です。ロゴよりネーミングのほうがパクられやすいからです。またロゴはデザイン変更しやすいため、類似の範囲から外れやすいといえます。
なお名称が読めても、ロゴが他にはない特徴を持っている場合、、もちろんロゴでも商標登録すべきです。ネーミングを変更し、そのロゴの特徴のみパクられるリスクがあるからです。
≪まとめ≫
コスト優先なら、「名称が読めるかどうか」で判断することをおすすめします。名称が読めるならロゴ、読めなければネーミングです。
より詳しい解説はこちら→文字?ロゴ?どちらで商標登録するか簡単に判断する方法
2014年11月25日
著者 ゆうすけ
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