商標登録の有効期限を簡単に調べる6つのステップ
商標登録は有効期限があります。有効期限がきたら更新料を特許庁にはらわなければなりません。逆にいえば、更新料をはらわなければ商標登録はなくなります。商標登録の有効期限をしることは、自分の商標登録の有効期限をしるためだけではなく、他人の商標登録の有効期限をしるためにもとても大切なことです。
そこで商標登録の有効期限の調べ方をわかりやすく教えます。
1.検索エンジンで「IPDL」と検索する
まずグーグルやヤフーで「IPDL」と検索してください。すると「IPDL特許庁電子図書館・・・」がトップに表示されますので、それをクリックします。
2.「商標検索」→「3.商標出願・登録情報」をクリックする
「IPDL特許庁電子図書館・・・」をクリックすると、特許や商標が検索できる画面が表示されます。そのうち「商標検索」のボックスにカーソルをあわせます。すると、右側にポップアップウィンドウが表示されます。そのうち「3.商標出願・登録情報」をクリックします。
3.商標を入力して検索を実行する
「3.商標出願・登録情報」をひらくと、「検索項目選択」と「検索キーワード」の入力欄が表示されます。このうち「検索項目選択」の項目は「商標(検索用)」にします。そして「検索項目選択」の入力欄に、アルファベット,ひらなが,カタカナ,漢字,数字で検索したい商標(ネーミング)を入力します(例として、商標「AKB48」と入力します)。入力できたら「検索実行」ボタンをクリックします。
「検索実行」ボタンをクリックすると、画面中央部分に「検索結果3件」と表示されたので、「一覧表示」ボタンをクリックします。なおこのときに入力した商標がみつからないと、「検索結果0件」と表示され、「一覧表示」ボタンが表示されないのでご注意ください。
4.有効期限をしりたい商標をえらぶ
同じ商標が表示されています(これはちがうカテゴリーで登録されているということです)。そこで有効期限をしりたい商標の登録番号をクリックして登録画面をひらきます。
5.「詳細表示」をクイックする
商標登録の登録画面をひらくと、商標登録の概要が表示されます。ここで左上の「詳細表示」ボタンをクリックします。
6.「存続期間満了日」を確認する
「詳細表示」ボタンをクリックすると、「存続期間満了日」が表示されます。つまり平成28年(2016)6月9日が商標登録の有効期限となります。
まとめ
商標登録の有効期限は、特許庁のデータベース「IPDL」をつかえばだれでも調べられます。自分の商標登録ばかりでなく、他人の商標登録の有効期限を調べる機会が今後増えてくると私は予想しています。その時は「商標登録の有効期限を調べる6つのステップ」をおもいだしてぜひご自分で調べてみてください。
最後に、6つのステップをまとめておくので、チェックリストとしてご活用ください。
1.検索エンジンで「IPDL」と検索する
2.「商標検索」→「3.商標出願・登録情報」をクリックする
3.商標を入力して検索を実行する
4.有効期限をしりたい商標をえらぶ
5.「詳細表示」をクイックする
6.「存続期間満了日」を確認する
関連記事
-
事例で学ぶ図形商標の調べ方-くまモン®のイラストは商標登録されているのか?
よくあるご質問シリーズです。 登録商標の検索といえば、称呼検索がメジャーです。でもこれ
-
ウェブサイト上で商標登録表示「®(Rマーク)」をつけておくと安心な3つの場所
世の中にはいろんな名称があって、え、これって商標登録されてたの?なんていう普通っぽいのもたく
-
商標登録できない普通っぽい名称でも、自分の商標です!というちょっとした工夫
商品名やサービス名の商標登録が認められるには、それらが普通っぽい名称じゃないか?と、似た商品
-
ロゴか文字か迷ったときどっちで商標登録すべきか簡単に判断する方法
ブランドづくりにネーミングは欠かせません。会社のブランド、商品のブランド、シリーズもののブラ
-
商標登録して10年後に更新するかしないか迷ったときに判断する3つの目安
商標登録は、登録料を払った後(登録後)、10年間(または5年間)権利を維持できます。その間に