スタートアップ企業が成功するための弁理士の意外な使い方ベスト3
どんな商品がヒットするかはとにかくやってみないとわからない時代。お客様に価値を提供できる商品がヒットの条件といえそうです。
でも、単にモノがいいだけでは、ヒットし続けるのは厳しいでしょう。なぜなら、ライバル会社も後から追っかけてきて、競争が激化するからです。
スタートアップ企業としては、出口戦略も考えると、ビジネスを守ることも考えなければいけません。攻めだけだとカウンターで一発逆転もありえるからです。
そこで、ビジネス上の目に見えない価値、つまり知的財産(以下、「知財」)を守るプロフェッショナルである弁理士の意外な使い方ベスト3をご紹介します。
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1.シンプルだから直ぐパクられると心配になったら弁理士を使ってみよう!
スタートアップにはハイテクからローテクまでいろいろありますが、売れてて技術的にシンプルな仕組(または構造)なら、やっぱりパクられやすいです。
いいモノは真似される運命にある分、そのリスクを少しでも減らす努力は必要です。だからシンプル過ぎて特許は無理でしょ~と思っても、弁理士に相談してみましょう。
シンプルでも表現次第で特許になります。特許がとれれば、ライバル会社は真似できず、営業的(他社アピール)にも効果的なので、出口戦略にも有効でしょう。
<参考>業界ではありふれた技術なのに?サブマリン特許よりたち悪い当たり前特許の脅威
2.ずっと使えるネーミングの付け方に迷ったら弁理士を使ってみよう!
スタートアップでも商品名やサービス名はとても大事です。それがないと、お客さんは他と区別つかないし、覚えてもらえないし、口コミしようと思ってもできないでしょう。
最近ではクラウドソーシングでネーミング作成の発注もできます。でも、いいネーミングだとしても、他社が商標登録していたら、それは使えないわけです。
そこで、他社に商標登録されてなく、ずっと使えるネーミングかどうか?その付け方は?など、弁理士に聞いてみましょう 。ネーミングで売れてる商品は沢山あるんです。
<参考>実は〇〇〇の登録商標です!有名すぎて意外と知らないジャンル別商品名22選
3.リリースするけど知財に問題ないか不安なら弁理士を使ってみよう!
知財、特に特許や意匠(デザイン)の登録は、新しさ(新規性)が命です。つまり、リリースしてしまったら新規性はなくなるため、基本的に特許はとれません。
そうはいっても売れるかわからないものを登録しようとはなかなか思えないのもわかります。そんな事情があって知財対策に不安を感じたら、弁理士に相談してみましょう。
裏技的に、リリース後でも登録できる手段はあります(リスクはありますが。)。タイミングを逃すと、きっと登録できたはずでも、残念になることがあるため、注意が必要です。
<参考>デザインプロダクトをテストマーケティングした後に意匠登録するための注意点
≪まとめ≫
先日、某TV番組で「弁護士の意外な使い方ベスト3」というコーナーがあったので、それを応用してみました。ぼくもテレビを見ていて、弁護士さんはそういうこともできるんだ~と感心したため、弁理士の意外な一面も知っていただけたらと思いました。
2015年6月5日
著者 ゆうすけ
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