弁理士1次試験前日の過ごし方 本番に平常心を保って乗り切るメンタル管理法
弁理士になってもう5年以上経ちます。弁理士仲間の中には、もう試験のことは忘れたな~という人もいますが、ぼくはそうではありません。
今こうしてブログを書けているのも、受験時代を乗り越えられたからだし、そのころの経験が、今の受験生、特になかなか受からない方に少しでも役立てばいいなって考えています。
そこで、今回はいよいよ明日(2015/5/24)に迫った弁理士1次試験前日の過ごし方について、ぼくが実践して合格できたことをお伝えします。
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納得できるまで勉強した
前日は体調管理しましょう、早く寝ましょうってよくいいますが、これは合格安全圏内の受験生対象です。ボーダーギリギリだったぼくは、最終日も猛勉強しました。
といっても闇雲に勉強したわけではなく、自分の弱点の補強です。ただ、補強すべき量がけっこうあったので(笑)、猛勉強せざるをえなかったわけです。
なにより、やりきった感がないまま体調管理しても意味がありません。むしろメンタル面に不安要素を残したままでは、本番の過酷な状況に耐えきれないでしょう。
解けない問題の対処法を考えた
どんなに弱点を補強してもやはりわからない問題や今まで見たことない新問題が登場する可能性は大いにあります。この瞬間をどう耐えきるか?が大切な対策の一つです。
ぼくの場合は、解けない問題に対し、最初に選んだ選択肢で決め打ちすることにしました。つまり、1番最初の選択肢が正解と思ったら、残りの選択肢は読まない作戦です。
なぜなら、選択肢を読むと余計迷うからです。選択肢を読む時間と迷う時間約2~3分を大切にしたかったんです。その分を確実に解ける問題に費やしました。
当日をシミュレーションした
試験はいつも通りの力を出し切ることが一番重要です。本番の空気にのみ込まれず、平常心を保つためには、当日をどう過ごすかシミュレーションすることをオススメします。
朝起きてから試験会場に行くまでは弱点補強ノートを見る、着席したらレジュメをパラパラ見る、試験開始直前はお作法チェックシートを見る、解けない問題が出たときは決め打ちする、試験開始1.5時間後には30問解き終わっている、終了5分前には最低マークミスがないか見直す、といった感じで、ぼくはシミュレーションしました。
自分のメンタルをコントロールするには、想定外のことが少ないほうがいいに決まっています。想定の範囲内で済むことをなるべく想定してから試験に臨むべきでしょう。
≪まとめ≫
1次試験を3回チャレンジした実感と、なかなか受からない人のパターンを分析すると、メンタル管理が合否の分かれ目になると確信しています。自分をしっかり持ち、本番で全力を出せるよう応援しています。
2015年5月23日
著者 ゆうすけ
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