弁理士試験1か月前に最低限しおきたい3つのこと
弁理士試験は1次試験から3次試験までの3ステップで行われます。一次試験(5月末)はマークシート方式。正しいものはどれか?正しいものはいくつあるか?という問われ方をします。
とにかく1次試験を突破しないと2次試験行きの切符はもらえません。そのため苦手な人にとっては地獄の試験です。ただでさえ試験時間は3.5時間と長丁場なのに。
そうは言っても本番まで残り1か月。この超大切な時間をどう過ごすかによっても合否に大きく影響します。特にヤバいと感じている人は、戦略的にいくべきです。
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出題傾向の把握
そこでとにかく過去問つぶしは必須です。予備校の問題を万全に復習しても過去問がおろそかでは本末転倒です。っていうか、もし勉強する時間がなければ予備校の問題はやめましょう。
勉強する教材を絞る勇気も受験には必要です。そのため何に絞るべきかといえば、過去問でしょう。そして1か月前にはそろそろ出題の傾向を把握しておきたいです。
問題と答えを暗記するのでは意味がありません。傾向です。例えば特許の国内優先権の問題なら、主体的要件や時期の引っかけなど問われるポイントがあります。
敵を知らずして戦いを挑むのは危険というわけです。まだ時間はあります。焦らず、頻出問題の傾向からちゃんとつかんでいきましょう。
弱点の洗い出し
出題傾向を把握して過去問(時間があれば予備校の模試など)を解くのはいいんですが、そろそろ自分の得意ジャンルと不得意ジャンルを自覚してないと危ないです。
得意問題(または既にできてる問題)をさらに復習して完璧にしたい気持ちはよくわかります。本番できるとは限らないので不安ですよね。でも時間対効果は低いです。
つまり勉強時間として、得意問題に1時間かけるのと不得意問題に1時間かけるのとでは、後者のほうが効果が大きいんです。なぜならまだ伸びしろがあるから。
弱点が多すぎるなら、特に苦手な問題とか条文とかをちゃんと別のノートに書き出して、それだけ見れば復習できる(弱点補強できる)身支度をしましょう。
目標点とその距離の理解
1か月という時間の使い方を本当に真剣に考えた方がいいです。あまり予備校では教えてくれないかもしれませんが、資格試験で最も大切なポイントの一つのはずです。
ゴールまでの距離がわからずラストスパートするマラソンランナーがいないように、弁理士試験でも自分のゴールまでの距離を理解しないと無駄な努力になりかねません。
1次試験の場合、ボーダーが39点だとすると、39点をゴールに設定したらリスキーです。山登りでも崖っぷちじゃ立ち止まりませんよね、頂上の真ん中がゴールです。
だから安全圏として45点を目標とした場合、自分はあと何点足りてないのかを理解した上で、出題傾向の把握や弱点の補強をすると、より間対効果が上がるでしょう。
≪まとめ≫
ぼくは1次試験が苦手だったので、その分テクニックで補うことに徹しました。だから知識を増やすことだけが弁理士試験の合格法だとは考えていません。特に受験回数が多い人ほど知識で対応しようとしますが、一歩間違うとさらにヤバい方に進む恐れがあるので意識することをおすすめします。
2015年4月25日
著者 ゆうすけ
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