知財管理を学ぶならgaccoのビジネスパーソン向け無料講座を受けてみては?
ネットやスマホのおかげで、学びの機会を手軽に得られるようになりました。学校に行かなくても講座を受けられる仕組みの発達が目覚しいです。便利になりましたね。
講座のバリエーションも幅広く、自分に欠けている知識をピンポイントで補充することもできるようになりました。でも知財管理のビジネスライクな教材ってないな~て思ってたんです。
だったらぼくがやろうかな~なんて考えていたところ、gaccoが無料で提供する教材の中に、知的財産とビジネスをテーマにした教材(2015年6月30日開講)がありました。
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知財を学んでビジネスパーソン力をアップさせよう
皆さんは「知的財産」のことをご存知でしょうか。海外での模倣品の問題とか日本の技術力の確保といった視点で、「知的財産」がマスコミに取り上げられることも多いですが、「知的財産」の話は専門的で、とっつきにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。この講座は、専門的で難しいと思われがちな「知的財産」の話を、一般のビジネスマンが理解しやすいように、できるだけ簡単に解説しようとするものです。
<引用:gacco 「知的財産とビジネス」>
知的財産のトラブルでよく言われているのが、海外への技術流出。だから、技術を特許で守りましょう、ノウハウを秘密情報として管理しましょうってしきりに言われています。
そのため、メーカーは知財教育の必要性が高い。そして、知的財産を活用しているところとそうではないところの差が、少しずつ顕在化してきているとぼくは感じています。
たとえば、知財教育に力を入れている工具メーカーのエンジニアや平成27年度知財功労賞を受賞の岐阜プラスチック工業株式会社は、知財管理に力を入れて成功しています。
また、メーカーに限らず知財はすべての業種にあります。パクリ疑惑で渦中の鳥貴族は社名だけじゃなくロゴでも商標登録をちゃんとしていたから、自社の権利を主張できるわけです。
このように、ビジネス上での知財の登場回数は確実に増えていますし、トラぶってからちゃんとやっておけばよかったというのは会社経営に致命的なダメージを与えかねません。
そういった背景の下、gaccoでの講座内容は、前半がビジネス的な内容、後半が法律的な内容でまとめているようです。 知財専門学部を設立した大阪工業大学が主催なので、どんな講義なのか興味津々です。
第1週:知的財産と企業活動
- 経営と知的財産
- 企業戦略と知的財産
- 知的財産リスクマネジメント
- 知的財産と企業の競争力
- オープンイノベーションと知的財産
第2週:知的財産の価値評価
- 知的財産の価値とは
- 知的財産の会計的扱い
- 定性的・定量的な価値評価
- 中小企業の知的財産の価値向上
第3週:特許制度の概要
- 研究開発と特許制度
- 発明と特許出願
- 特許権を取得するためには
- 特許権の効力と活用
- 基本特許と改良特許
第4週:意匠制度と商標制度の概要
- 意匠とは
- 意匠権を取得するためには
- 意匠権の効力
- 商標とは
- 商標権を取得するためには
- 商標権の効力
<引用:gacco 「知的財産とビジネス」>
≪まとめ≫
忙しいビジネスパーソンとって、勉強するためには移動時間の節約や隙間時間の活用が必要な条件になってきました。gaccoでは、MBA講座とか経営に関する学習もできるようなので、今後はチェックしてきたいと思います。
2015年4月27日
著者 ゆうすけ
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