『じゃがりこ』の由来/意味-立ち止まる勇気がヒットを生んだ
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最終更新日:2014/01/03
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【ちょっとしたお願いが大ヒットにつながったお菓子のネーミング戦略とは?】
面白い企画、人に喜んでもらえる仕事、儲かりそうなビジネス
どれも素晴らしいアイディアから生まれた、たった一つのヒットコンテンツ。
なんとしても世の中に広めた、多くの方々に知ってもらいたい、会社に貢献したい、誰しもそう思うはずです。
でも、ネーミング、どうしよう。。。
いいモノでも伝わらなければ意味がありません。ネーミングはあなたの商品であると人々に知っていただく最も重要な目印です。
ではそんなとき、一人で結論を出すべきでしょうか。才能豊かなあなたはそう思うかもしれません。
そんなときこそ、一歩立ち止まってみませんか?『正しい』という漢字での上の「一」を取り除くと、『止まる』になります。つまり正しい道を選択するには、止まることも大切だということです。
一流大手製菓メーカーの開発担当という立場で、ヒット商品を生み出さなければならないプレッシャーを受けながらも、心の許せる友人に相談したおかげで大ヒットした商品、それがカルビーの『じゃがりこ』です。
開発担当の方は、まだネーミングが決まっていないときに、友人の「りかこ(利加子)」さんにじゃがいもでできたスティック状のお菓子を試食してもらいました。すると「りかこ」さんはとてもおいしそうに食べてくれました。
そのとき開発担当の方はおそらくこう思ったのではないでしょうか。
自分で開発したお菓子を友人に食べてもらい、その上おいしいって言ってもらえること、幸せだなって。
そういうシチュエーションがあったからこそ、開発担当の方は「じゃがいも」の『じゃが』と「りかこ」の省略形『りこ』とを組み合せる発想に至りました。
1人で考えずに誰かに話してみることが、ヒットネーミングを生み出す上で大切であることを物語る事例です。
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