『爽快ドラッグ』の由来/意味-改名後にヒットしたサイト
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最終更新日:2014/01/03
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※引用:「爽快ドラッグ」サイト画面
【改名後にヒットしたサイト名のネーミング戦略とは?】
インターネット時代に突入し、私たちの生活にも大きな影響を与えています。その影響の一つが、買物。以前はお店に行って買っていたものが、今ではインターネットの画面のボタンをポチッと押すだけで購入できるようになりました。
インターネットで販売できるものは様々。食料品、洋服、雑貨、日用品などなど。そのためインターネットショップを行う場合は、まず誰のために何を売るのか?を明確にしておく必要があります。
そこで12年前の2000年当時、小林製薬は地方で常用されている「伝統薬」をインターネットで簡単に購入できるようにすればみなさんのお役に立てると考え、ウェブサイト「創快ドラッグ」をオープン。しかし残念ながら、薬事法の問題をクリアできず、「地方の伝統薬」をインターネットで販売するコンセプトを実現することはできませんでした。
そして2004年10月以降、インターネット販売のノウハウを持っていた住友商事が本格的に資本に参入し、09年には出資比率を90%まで引き上げて経営権を取得。この年の7月にはサイト名を『爽快ドラッグ』に変更しました。
『爽快ドラッグ』での取り扱い品は、水、日用品、医薬品、化粧品など約10万点。顧客の7割が30~40代の主婦層。つまり仕事・家事・子育てで超多忙な主婦にとって、これらのものをお店に行かずに購入できるメリットは大きいはずです。
『爽快ドラッグ』というネーミングが、インターネットショップに抵抗を感じている方々の購買意欲を高めていると考えられます。「創快ドラッグ」と比較すると、意味のわかり易さは歴然。また『爽快』という響きと意味から、心地良い印象を受けます。
口コミ情報の管理や価格設定が功を奏し、『爽快ドラッグ』は「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」をオープンした年から3年連続で受賞しています。
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