*

『肉まん』の由来/意味-ルーツは何気にグロい!?

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 ネーミング事例研究

Pocket

【冬のコンビニ定番商品のネーミングに驚きの由来が!!??】

みなさんにとって冬のコンビニ商品の定番と言えばなんですか?私にとって圧倒的な定番商品は『肉まん』です。

木枯らしが吹く12月の寒空の中、かじかんだ手でほっかほかの『肉まん』を両手でつかんでほおばるあの瞬間、じわ~っと身も心もやすらぐ感覚を覚えています♪

さてそんな冬のコンビニ定番メニュー『肉まん』のルーツは、三国志時代の中国にさかのぼります。

当時、川の氾濫を静めるために人の頭を神に供える信仰のある町がありました。その町を通りかかった名軍師・諸葛孔明

部下を犠牲にしてまでその町の信仰に従うことはできませんでした。

そこでこの信仰をやめさせるため、人の頭の代わりに、こねた小麦粉の中に肉を詰めて人の頭の形にしたものを供えよと命じました。

すると見事に川の氾濫が静まり、諸葛孔明は川を無事に渡ることができました。

この人の頭の形に似せて小麦粉の中に肉を詰めたものを饅頭(まんとう)といい、これが日本の饅頭(まんじゅう)の起源となりました。

日本では大正時代に新宿中村屋がはじめて販売し、いつしか『肉まん』と呼ばれるようになりました。

つまり「肉詰めまんじゅう」の省略形が『肉まんということになります。こんな昔から略語のネーミングが人々に愛着を持たれていたことに驚きです!

ってか、人の頭が由来だったとは。。。でも僕は肉まんをこよなく愛し続けます^^!

ところで、『肉まん』と『豚まん』の違い、みなさんご存知ですか?

これは関東と関西での呼び方の違いです。関東では『肉まん』、関西では『豚まん』

なぜなら、関東で『肉』と言えば、牛肉・豚肉・鶏肉など食肉全般を示しますが、関西で『肉』といえば、牛肉を示すからです。地域に応じたネーミング戦略が必要ということですね☆

Pocket



関連記事

medium_13855753

店名の価値をあげるちょっとした工夫とは?濁点を活かしたサガミチェーンの事例

連休に、学生時代の友人に会いに名古屋へ行ってきました。1~2年に1回は会って互いの状況を話し合うもの

記事を読む

medium_14007044860

ゲーム業界のジャンル名も商標登録できる!「サウンドノベル」からの学び

ゲーム業界のネーミングといえば、ソフト名やキャラクター名をパッと思い出します。だからそれらを

記事を読む

medium_4128149164

鹿児島に行ったら無料情報誌も要チェック!ネーミングやキャラクターに一工夫

九州でも最南端に位置する鹿児島。先日、熊本に住む親友に、鹿児島まで車で連れていってもらいまし

記事を読む

medium_4255026872

ブランド効果高し!一般名称をアルファベットにして商標登録できたネーミング事例

一般名称が商標登録されてしまうと、他の人たちがその一般名称を使えなくなってしまいます。だから

記事を読む

medium_83500889

「大阪都構想」はわかりにくかった?政治の成功も左右するネーミングのチカラ

以前、石原さんが代表の「太陽の党」の由来について記事を書きましたが、今回は維新の会のネーミン

記事を読む

02
コロプラを訴えた任天堂特許戦略の考察

  2018年も新年早々、知的財産関連のビックニュース

20170127tmd01
ピコ太郎さんも驚きの商標トラブル!エイベックス社が巻き込まれた状況を図解

  ピコ太郎さんの話題は2017年になってもまだまだ衰

20101606281_259b4e6f8c
社外弁理士に存在価値はあるのか?

先日(2016/5/16)の日経新聞に、「企業の枠越え 法実務

14561581102_472fb7425c (1)
コンサル重視に転換する製造業に期待すること

先日(2016/5/9)、「日立、営業2万人増員 コンサル重視

26443844932_c18ddab420
地域の知財活動に役立つサイトまとめ

日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをして

→もっと見る



PAGE TOP ↑