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弁理士は特許・商標・意匠・著作権のどれかに特化した専門家になるべきか?

公開日: : 最終更新日:2014/11/15 弁理士, 弁理士キャリア

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弁理士ってなに?と聞かれて一言で説明するなら、「知的財産のプロ」となります。ん~、よくわからないですね。もうちょっと細かくいうと、「特許、商標、意匠、または著作権のプロ」といったほうがわかりやすいでしょうか。

ここでなぜ「または」としたかというと、弁理士の多くが、特許・商標・意匠・著作権のうち、いずれか1つ(多くて2つくらい)に特化した専門家だからです。弁理士の業界で、特許・商標・意匠・著作権は全く別物と扱われているんです。

photo credit: Trentino as a Lab via photopin cc

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自分にとってのチャネルが何かを考えるべき

こういう記事をたまに見ると初心に帰っていいですね。 

心を整理して、一度に1つのテーマに集中することです。一度にあまりにも多くのことを学ぼうとしてそれに圧倒されてしまうと、失敗は目に見えています。集中すること。

<引用:2014/10/27 ライフハッカー 「情熱を見つけよう。何かの「専門家」になるための3つの簡単な方法」>

1つのテーマに集中することはとても大切です。 試験勉強のときにいろんな学校に通ったり参考書を買ったりして、結局どれも消化不良でダメだった、というのと同じです。

何か1つに特化した専門家になるのはもちろんですが、どれに特化すべきか選択するのも重要かつ簡単なことではないはずです。興味があっても稼げなければ専門家の意味がないとっても言い過ぎではないからです。

売上とはお客さんに貢献した証拠です。逆に言えば、売上なければ存在価値がないのと一緒です。だから1つのことに集中するというのは勇気がいることでしょう。

このことを弁理士に置き換えるとしたら、弁理士は特許・商標・意匠・著作権のどれかに特化した専門家になるべきだ、という結論になります。だから前々から業界でもどれかに特化する傾向が強いのかもしれません。

でも本来は、専門家にとってのチャネルが何かを考えるべきではないでしょうか。一つ一つが奥深いため手を広げすぎたら消化不良になる、という理由はどうかと思うんです。

大手特許事務所や大手企業の知的財産部をチャネルにするならば、特許・商標・意匠・著作権のうちいずれか1つに特化すべきです。大半は特化した専門家を募集していることが多いからです。

一方、スタートアップや中小企業をチャネルにするならば、特許・商標・意匠・著作権のうちいずれかに特化してはニーズに応えられないときがあります。なぜならスタートアップや中小企業では、どれが特許でどれが商標なのか?意匠ってなんだ?著作権はどうする?という相談が多いからです。

つまり自分がどんなお客さんの仕事がしたいかを考えれば、特化した専門家(スペシャリスト弁理士)になるべきか?全てに対応できる専門家(ジェネラリスト弁理士)になるべきか?が見えてくるのではないでしょうか。

≪まとめ≫

何をテーマにするかは誰をお客さんにするかによります。

2014年10月27日

著者 ゆうすけ

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  • 弁理士/監査役/ブロガー。中堅企業、中小・ベンチャー企業、スタートアップに適した知的財産活動を提案。 「地域発 ヒット商品のデザイン」でネーミングと商標登録のコラムを掲載。
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