できることをコツコツやるだけいい。富士山の上り方にもいろいろあるんだから。
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教育論
週末はなるべくプライベートの時間をつくるようにしています。最近は土曜日が奥さんと一緒にいる時間、日曜日が自分の時間となっています。特に自分の時間では読書やゴルフなど仕事以外のことでも仕事に活かせるようなことをするように心がけています。それがぼく流のリフレッシュ法でもあるんです。
仕事は楽しくやれているものの常に時間に追われているという感覚がなくはありません。いい意味でのプレッシャーと感じていますが、果たしてそれだけで自分が人間として成長しているのかどうかは疑問です。だから古典も読むし語学の勉強もするしスポーツにも励んで、人としての深みをつけていくべきと考えています。
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一歩一歩上ればやがて頂上につく
限界を決めているわけじゃないけど、自分の能力を冷静に分析すると、できることには限りがあると思います。だからとにかくに今できることをコツコツやるだけです。
富士山の頂上を目指すときだって、山梨側のルートからも行けるし静岡側のルートからも行けます。その選択は自由です。また宿にとまって仮眠もしていいし、トイレだっていきたくなるし、滑ってケガするときもあるでしょう。そんなときは休んだほうがよっぽど気持ちよく登れるし、その後の登山が加速するんじゃないでしょうか。途中に雨だって降るし、高山病で動けなくなるときもあります。そうしたら下山してもいいんじゃないでしょうか。またトライすればいいだけですから。
これら様々な状況においても共通していることは、ゴールが富士山の頂上だってこと。そして登頂できたらどんな状況だって頂上からの景色が見れます。ひょっとしたら時間の差はあって、早い人は日の出にばっちり間に合ったけど、遅い人はすっかり昼間になってるかもしれません。でもその時間の差があったから見れる景色があったはずです。休憩なしで登頂して日の出を見れても、宿に休憩しなければ他の登山家たちと会話できるチャンスを失うわけです。
怖いのは、ゴールに最短で行きたいと思うあまりに大切なものを切り捨ててしまうこと。富士山の頂上をいち早く目指すあまりに身軽にし過ぎて水の量を減らしたり防寒具を持っていかなかったり。水が途中でなくならないように気をつかうプレッシャーは精神的に良くないだろうし、ましては本当に水がなくなったら命にかかわります。また頂上は真冬並みの寒さだからジャケットないとせっかく到着したのにまったく楽しめません。
≪まとめ≫
とにかく余計なことをいろいろ考えすぎて前に進めなかったり焦ったりしているんだったら、コツコツ進むことだけを考えた方がよっぽどいいです。そのときに大切なことは、事前の準備、登山計画、一歩一歩確実に進める気力と体力、道を選択できる判断力と決断力と勇気、楽しめる心の余裕です。
2014年5月11日
著者 ゆうすけ
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