ネーミングが果たす3つの役割
公開日:
:
最終更新日:2014/01/03
ネーミング開発
ネーミング戦略を行う前に知っておくと得をするネーミングの役割を3つご紹介します。
<ネーミングの役割その1> 目印になる
この世に誕生したもの全てに名前が付けられています。なぜ名前が付けられるのか?それはその物や人が、ここにありますよ、ここにいますよ、ってことを他に知らせるためです。
もし名前がなかったらどうでしょうか。それがどこにあるのか、どこにいるのか、わからないはずです。
つまり名無しは自分の存在を発信できないばかりでなく、他人はそのものの姿・形を知らない限り探し出せません。
このようにネーミングは、存在を認識させかつ他人が探し出せるようにする「目印」の役割があります。
<ネーミングの役割その2> 他と区別する
この世にはたくさんの人、モノ、情報があります。現代社会はいずれも溢れかえって飽和状態。そして似たものも非常に多い。中には人気があって売れている人やモノに相乗りする輩もいます。
この場合、まず何をもって本当に欲しいものとそうでないものとの違いを判断するか?それはネーミングです。
当たり前すぎるため無意識のうちに、私たちはネーミングであらゆるものを区別し、違いを認識しています。
<ネーミングの役割その3> イメージを与える
学校や職場で、「今日から新しく〇〇さんがきます。」という発表があったとき、その人がどんな容姿や性格かを名前で想像したご経験はありませんか?
『名は体を表す』というように、良くも悪くも、ネーミングは聞いた人にそれがどんなものかイメージを与えます。つまり想像力を活性化させる力を持っていると言えます。
関連記事
-
ネジだってブランドが大事でしょ!商品名で差別化する工具メーカーの戦略
工具の商品名なんて誰も見てないでしょ!とあきらめたらおしまいです。商品が地味で似たり寄ったり
-
地名+業界内で普通に使われる一般名称のネーミングを商標登録するのは難しい
ネーミングを検討するとき、地名は有効なキーワードです。なぜならその地域の会社や商品を検索する
-
ネーミングにヒトの感覚を刺激するキーワードをつかうとヒット商品になりやすい!
思わず見てしまう、買ってしまう、気になってしょうがない、忘れられない、〇〇〇といえばあれ!み
-
人気のお土産「カリカリまだある?」に学ぶ、ヒットの条件とネーミングの効果
「地域発ヒット商品のデザイン」でぼくが書いたコラムでも事例として取り上げた北海道土産で人気の
-
世界のホンダもやってた!ネーミングと商標登録を同時に検討するメリットとしないデメリット
ぼくはネーミングと商標登録を同時に検討することに意義があると考えているので、これらについて日