「〇〇焼」といえば?商標登録のまとめ 日本の伝統工芸をまもろう!
栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器「益子焼」が「地域団体商標」で登録されたニュースが報じられました。
益子焼協同組合としては、商標登録することで、商標に関する外国とのトラブルを防ぐこと、陶器市で地域外の作家がつくった商品とはっきり区別できる、というメリットを見越しているようです。
2006年に導入された地域団体商標制度により、日本の伝統工芸のネーミングを商標登録して守る動きが活発です。そこで商標登録されてる「〇〇〇焼」をまとめました。
・白石焼 佐賀県みやき町商工会(登録2031581号)
・有田焼 佐賀県陶磁器工業協同組合(登録2644035号)
・九谷焼 石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会(登録5027414号)
・美濃焼 岐阜県陶磁器工業協同組合連合会(登録5027724号)
・越前焼 越前焼工業協同組(登録5027833号)
・笠間焼 笠間焼協同組合(登録5082726号)
・上野焼 上野焼協同組合(登録5039644号)
・京焼・清水焼 京都陶磁器協同組合連合会(登録5091814号)
その他にも、
・壺屋焼 壺屋陶器事業協同組合
・唐津焼 唐津焼協同組合
・萬古焼 四日市萬古焼
・備前焼 協同組合岡山県備前焼陶友会
・伊賀焼 伊賀焼陶磁器工業協同組合
・瀬戸焼 瀬戸陶磁器工業協同組合
など商標登録されています。
≪ピッタリナまとめ≫
伝統工芸品の名称が使えなくなることは、その地域の産業に影響するだけでなく、摸倣品がでまわる可能性があります。素人目には本物か偽物かわからず、名称で判断するしかありません。そのため商標登録は本物であることを保証する役目もあります。
2013年8月3日
著書 ゆうすけ
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