弁理士としてぼくがやるべきこと・やりたいこと・できること
定期的に自分の心境や今後の方向性を整理しています。ブログってそんなのもありだから好きです。
そこで今回は、弁理士としてぼくがやるべきこと・やりたいこと・できることを整理しました。
なお、以下で示す「知的財産」とは、特許・意匠登録・商標登録・著作権などを含む会社の財産となる情報の総称を示します。
photo credit: Camdiluv ♥ via photopin cc
やるべきこと
ぼくがやるべきことは、中小企業やスタートアップが知的財産の問題でトラぶらないようにサポートするだけじゃなく、知的財産を事業発展に活かせるようサポートすることです。
ぼくの強みは、事業ベースで知的財産のアドバイスができること。なぜならジェネラリスト系弁理士としてのキャリアを構築しているからです。そして今後は知財監査の重要性もどんどん伝えていくべきと考えています。
だから大企業の特定の事業部に対する事後的なサポート(例えば、裁判時の代理とか)は、その事業部の技術や裁判の知識が豊富な弁理士さんにお任せしたい。
その分、ぼくは中小企業やスタートアップに対する事前的なサポートをスピーディーにこなすポジションでふるまうことがミッションと考えています。
やりたいこと
いずれは自分で事業を立ち上げたいとも考えていますが、その前にやりたいのは、誰かの事業立ち上げを知的財産の専門家としてサポートすることです。
今のところはまだ知的財産の実務(例えば、特許とったり商標とったりする代理業務)のオファーを受けているに過ぎません。つまりスポット的なサポートのみ。
でも実は、事業立ち上げ時のアイデアで特許をとるべきかとか、外部から特許をかりて事業に活かすべきかとか、競合他社の市場内での動向や特許戦略の動向とか、事業立ち上げ時に考えるべき知的財産のことがいろいろあります。そういう場面で今後は自分の能力を活かしたいです。
またぼくの研究成果やノウハウをもっともっと伝えるため、このブログで発信してきた戦略例やニュースを書籍化したいです。その際はよりわかりやすい図解などの工夫もするつもり。ノウハウのビジュアル化もぼくの強みの一つです。
できること
これは箇条書きにしたほうがわかりやすいと思うので列挙しました。実務歴7年目になりますが、こういうことができるようになりました。もちろんスキルは継続してブラッシュアップしていきます。
- 特許・意匠登録・商標登録をとるための代理
- 他社の特許・意匠登録・商標登録にひっかかっていないかの調査・検討
- 他社の特許・意匠登録・商標登録にひっかからない企画創造
- 他社との知的財産に関する契約のサポート(契約書の作成やチェックなど)
- 特許・意匠登録・商標登録・著作権に関するセミナーや社内研修
- 会社内の知的財産活動の監査、知的財産が関係する事業の業務監査
≪まとめ≫
あらためて、やるべきこと・やりたいこと・できることを洗い出してみようと思ったら、案外考えてしまいました。あれもこれもになってしまわないよう、かつ自分の強みをポジショニングしていけるよう、考えた結果がこんな感じです。
2014年9月21日
著者 ゆうすけ
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