アップルの「iWatch」が日本にも上陸!?-商標登録の申請が発覚!
以前、アップルがロシアで「iWatch」の商標登録の申請をしていた事実をお伝えしましたが、日本でも商標登録の申請の事実が発覚しました!
そこで、日本への上陸が期待される「iWatch」の商標登録の申請速報と特許についてまとめました。
・日本には6月に申請していた!
アップルが「iWatch」の商標登録を申請した日が6月3日。このことが特許庁のデータベースで公開された日が6月27日です。詳細は以下です(参考:商標速報bot)。
【出願日】平成25年6月3日
【出願番号】商願2013-42097
【公開日】平成25年6月27日
【出願人】
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【区分数】:2
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】9(コンピュータなど)、14(時計など)
・さすがアップル!商標登録の裏ワザ炸裂!!!
そうはいっても、すでに他の誰かが同じ「iWatch」を同じカテゴリー(区分)で商標登録の申請をしていたようです。原則、先に同じネーミングを同じカテゴリーで申請されていたら、商標登録できません。
しかしアップルは、2012年12月3日にジャマイカで「iWatch」の商標登録を申請しています。そしてジャマイカに商標登録を申請した日(2012年12月3日)を活かして、ロシアに続き、日本にも商標登録を申請したと考えられます。
なぜなら日本への出願日が6月3日だから!この裏ワザを使えるギリギリの日に出願していたわけです。
・現実しそうな「iWatch」日本への上陸
つまり裏ワザを使ってまで「iWatch」を日本で商標登録したいということは、少なくとも日本をマーケットの一部と考えてよさそうです。
そして「iWatch」のテクニカルな技術は、アメリカで2011年8月17日に特許申請されています。ということは商標と同じように、日本でも特許申請する可能性が大いにあります(図面引用:Appleinsider)。
まとめ
順調にいけば、年内に商標登録されると思います。となると、早ければ2014年にも「iWatch」が日本に上陸するかもしれません。今後の動向を見守りたいと思います。
<参考> アップル「iWatch」、最新の動きを商標と特許の申請からいち早く探る方法
2013年7月1日
著書 ゆうすけ
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