サイト名と会社名、どっちが重要???
【会社名とサイト名の関係について】
え?起業するなら、とうぜん会社名のほうが重要でしょ?っておもったかたはいらっしゃいませんか?
結論としてはどちらも重要ですが、お客さまに知ってもらえるネーミングのほうがより重要です。
なぜならお客さまが知っているネーミングでしか呼ばれないから。
そこでお客さまに知ってもらったサイト名を会社名に採用した事例を3つご紹介します。
1つ目は、みなさんご存知の生活情報サイト『All About』。
これは1993年に株式会社リクルートエリアネット西東京が『All About』のサービスを設立しましたが、2004年7月に「株式会社オールアバウト」に変更しました。
なお『All About』は株式会社オールアバウトの登録商標です(第4685523号)。
2つ目は、食に関する情報のポータルサイト『ぐるなび』。
これは1996年6月に広告代理店株式会社エヌケービーが一事業部としてインターネット上でサイトを開設しましたが、2000年2月に「株式会社ぐるなび」として独立しました。
なお『ぐるなび』は株式会社ぐるなびの登録商標です
(第4021751号 他)。
3つ目は、今話題のコンペ式で仕事を発注できるサイト『Lancers(ランサーズ)』。
これは2008年4月に株式会社リートが開設しましたが、2012年4月ランサーズ株式会社に変更しました。
なお『Lancers』は株式会社リートの登録商標です(第5338673号)。
すべてに共通することは、サイトがひとりあるきしてヒットコンテンツとなり、サイト名の認知度があがったため社名に採用し、かつ商標登録もしている点です。
これらの事例から起業家のみなさんにお伝えしたいのは、お客さまが集まるヒットコンテンツと愛されるサイト名を持つことです。
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