アイデアが生まれた日を記録する方法
アイデアが生まれた日って、意外と忘れられがちです。
photo credit: JulianaCCunha via photopin cc
アイデアが生まれた日を記録する
商品のアイデアって、なとなく思い付いて、仲間内に相談して、反応良かったらサンプル作ってみて、実際につかってみて、商品化が決定して・・・、というように、気づくとそのアイデアの生まれた日がわからなくなるものです。
でもアイデアが生まれた日がわからないと、特許侵害で訴えられた場合に、反論できないリスクがあります。こっちが先にはじめてたのに、なんで訴えられなきゃならんのよ~ってことになるわけです。
そこでアイデアが生まれた日を記録する方法には、以下のようなものがあります。
- 確定日付
- 事実実験公正証書
- 契約等の公正証書
- 私署証明の認証
- 宣誓認証
- 電子公証制度
- タイムスタンプ
- 電子署名
- 内容証明郵便
- 引受時刻証明郵便
具体的な手続きの仕方や料金は、特許庁の資料の60~69ページに記載されています。それ以降のページには、企業の事例が載っているので、参考になると思います。
≪まとめ≫
アイデアは実行してなんぼです。すべてのアイデアについて、生まれた日を記録させるのもどうかと思います。大事なのは、日付を記録するに値するアイデアかどうか?どのアイデアの日付を記録するか?という優先順位をつけることです。
2015年1月27日
著者 ゆうすけ
関連記事
-
コロプラを訴えた任天堂特許戦略の考察
2018年も新年早々、知的財産関連のビックニュースが飛び込んできました。ご存知、
-
コンサル重視に転換する製造業に期待すること
先日(2016/5/9)、「日立、営業2万人増員 コンサル重視へ転換」という記事が日経新聞に
-
地域の知財活動に役立つサイトまとめ
日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをしていますが、特許庁は経済産業省の
-
熊本地震で影響を受けた手続の救済措置
©特許庁※画像にリンクあり[/caption] 2016年4月14日から発生している熊本地方
-
プロダクトデザインを意匠と特許で守る訳
プロダクトデザインの保護といえば意匠、というのは皆さんご存知かと思いますが、特許でも保護でき