中小企業になぜ知財管理が根付かない?知的財産の洗い出しからはじめよう!
知財管理のオンラインサービスに関する記事をご紹介。たしかこれは大事だな~と思っています。
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知財管理は知的財産の洗い出しから
質問に答えることで自社の知的財産を洗い出して管理できる
Traklightでは、利用者が同社のソフトウェアを利用することで、企業の持つ知的財産を含む無形資産を特定することができる。無形資産の例としてはブランドやサービス、プロセスや知識、顧客とサプライヤーのリスト、レシピ、発明、クリエイティブな作品などがあるそうだ。<引用:2015/1/23 株式会社ネットコンシェルジェ 「知財管理にまつわる面倒な作業を自動化した「TrakLight」」 >
中小企業の社長や経営幹部の方々に話を聞くと、どうも会社内の知的財産の存在に気づいていないように感じます。会社の価値ある情報を放置しちゃってるんですよね。
売れる商品やサービスには、他社とは違う特徴(差別化)や他社にはない特徴(独自化)があるはずですよね。事業で利益を得る理由、コストを削減できた理由、そういうのも会社の知的財産です。
知的財産というと、特許や商標など登録したもの(独占排他権)にフォーカスされがちです。特許や商標をとることが目的になって、それらが事業や会社にどうメリットがあるかを考えないとあまり意味ありません。
だから知的財産の洗い出しが必要だし、Traklighのようなオンラインサービスも出てきたんでしょう。まずはTraklighや弁理士など専門家に相談して、知的財産の洗い出しからはじめてみてはいかがでしょうか。
≪まとめ≫
知的財産がない会社はありえません。そういう意味で考えると、低迷気味な会社は知的財産が見える化されていないのかもしれません。会社の知的財産を洗い出し、強みやウリや伸ばしていきたい点を明確にすることをオススメします。
2015年1月24日
著者 ゆうすけ
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