特許は守りのマーケティング!レッドオーシャンのブルーパドルを獲得する考え方
マーケティングといえば、ターゲティングやポジショニングなどの考え方があります。つまり商品を買ってくれそうな人やエリアを選択して、そこに対して販売活動することだと思います。だからマーケティングは攻めのイメージが強いのではないでしょうか。
でも攻めるのだけがマーケティングと思ったら失敗します。なぜならビジネスには競争相手がつきものだからです。魚を釣ろうとしたところ、先にエサをまかれたらどうでしょうか?おそらく釣れませんよね。
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特許をとるならレッドオーシャンのブルーパドル
「戦わずして勝つ」という孫子の言葉がマーケティングの世界でよく使われます。これは、だれもいないところで魚を釣れ(ビジネスをしろ)ということのようです。でも、もしそこに網がはられていたらどうしますか?
実際にはだれもいなくても、すでにだれかに場所取りされている可能性があるということです。花火大会で事前に場所取りするイメージですね。川沿いの野原にシートを敷く行為は、場所取り禁止エリアでない限り、違法ではありません。
これをビジネスの世界に置き換えると、以下のようになります。
・マーケット=川沿いの野原
・シート=特許
つまり花火大会前の早い時間に川沿いの野原にシートを広げておけば、そこは自分の陣地なので、基本的にだれも入れません。しかもそこが知る人ぞ知る絶景ポイントだったら、ばれた瞬間にどッと人がきます。そうなったらシートは広げられません。
特許も同じです。ブルーオーシャンか、レッドオーシャンだとしても小さな水たまり(ブルーパドル)を狙ってとっていくのが理想的です。小さくても低いリスクで早く結果を出すならブルーパドルを狙うのがいいかもしれません(ブルーオーシャンは未開拓分野なので、イニシャルやランニングコストがかかるでしょう)。
ブルーパドルとは
小さな水たまりという意味。
既存のものにある、小さな水たまりこそブルーパドル。あたり前の中にこそ未開の地があるということです。小さな水たまりが大きなブルーオーシャンに繋がる事もあるそうで、そこにこそレッドオーシャンでも勝てる要素があるのだとか。
≪まとめ≫
特許のマネタイズははっきりいって簡単ではありません。特許を必要とする人にとってはダイヤでも、必要としない人にとってはカス同然だから。この“特許を必要とする人”を探すのが一苦労なわけです。だからスタートアップの場合、まずは守りのマーケティングに活用することをおすすめします。
2014年11月27日
著者 ゆうすけ
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