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スタートアップが特許を意識すべきタイミングは創業期?それとも成長期?

公開日: : 特許, 特許トレンド, 特許戦略

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スタートアップのエコシステムの説明でわかりやすい記事があったので共有します。 ただ、その中では成長期(ミドル)に弁理士が登場しています。

スタートアップが弁理士を活用するタイミングには賛否両論あるでしょうが、遅くとも成長期、理想的には創業期から特許を意識するのがベターです。

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ライバルの特許は早めにチェック!商標登録も!

成長期(ミドル):
プロダクトが安定し、事業の安定、収益の拡大が見えて、ビジネスも人員も急速な成長を始める時期。ベンチャーキャピタルからの投資で増資し財務体質を強化したり、プロダクトの拡張やビジネスアライアンスを強化し始めたりする時期。、マーケティングの強化も行う。ビジネス人材の採用や、弁護士、公認会計士、弁理士などプロフェッショナルサービスの元で企業体制も整え始める。

<引用:2014/10/21 「スタートアップって何?」 by 電通報>

ここではあえて、”特許を意識すべきタイミング”としました。なぜかというと、創業期に特許をとろう!というのはやや無理があるとぼくも感じているからです。

もちろん、プロダクトに売れる見込みがあったり、資金調達に成功して予算が潤沢なら、早いうちに特許を出願しておくに越したことはありません。でも、こんなにトントン拍子でいくスタートアップのほうがめずらしいはずです。

”特許を意識すべき”という意味には、ライバル会社の特許に似ていないか知るべき、という意味も含んでいます。むしろ、特許出願するよりこっちを先に着手すべきです。

ウソのようなホントの話で、商品開発後、試作品作成(最悪の場合、量産)の段階になって、ライバル会社の特許にひっかかるから、商品企画からやり直し、という事例もあります。

そうはいっても、ライバル会社の特許を調べるには時間がかかるため、やり過ぎないことも必要です。費用対効果が低いからです。だから、条件を絞って調査することをおすすめします。

また、特許だけじゃなくて、商標(社名、サービス名、ロゴなど)はむしろ創業期に出願すべきでしょう。商標がつかえないことがローンチ(リリース)後に発覚したら、ダメージ大きいはずです。

商標登録できればOKですが、できない場合には名称変更せざるをえないこともあるため、早めの対策が必要です。これについては、インキュベーターの方も注意喚起していました。

村田氏:・・・商標は早急に取るべき。近々の例だと、某大手企業が商標登録していることが発覚したので、ドメインを変えざるを得なかったことがあった。

伊藤氏:村田氏と同意見。商標登録はすべきだろう。特許ならバイオとか。でも陳腐化する可能性もある。

<引用:2014/4/20 「スタートアップがシード期にすべきこととは?注目のインキュベーター・アクセラレーターが語るイベント講演レポート」>

≪まとめ≫

電通報に記載のエコシステムに弁理士が登場していてよかったです。スタートアップと弁理士の関係はまだまだ認知されていないので、継続して発信し続けたいと考えています。

2015年7月13日

著者 ゆうすけ

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  • 弁理士/監査役/ブロガー。中堅企業、中小・ベンチャー企業、スタートアップに適した知的財産活動を提案。 「地域発 ヒット商品のデザイン」でネーミングと商標登録のコラムを掲載。
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