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地域活性化の鍵はキラーワード!湘南・藤沢 大阪・阿倍野 ブランド名で巻き返し

公開日: : ネーミング事例研究

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地元を盛り上げる動きが活発です。ゆるキャラ,ご当地グルメ,ご当地ヒーローなどこのブログでも数々の地域情報を発信してきましたが、いずれにも共通することは、キラーワードがあるということです。キラーワードって簡単にいうと、「▢▢▢といえば〇〇〇」の「〇〇〇」部分。ここに誰もが思い浮かぶ言葉を生み出すことが地域活性化の鍵と言えそうです。

そこで湘南・藤沢や大阪・阿倍野で取り組まれている地域活性化の方策をまとめました。

photo credit: Psicoloco via photopin cc

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藤沢といえば〇〇〇をつくろう

湘南エリアは観光スポットがたくさんあるので地域全体としては活性しているほうかもしれません。しかしスポットで見ると、まだまだのところもあるようです。藤沢もその一つで、JR,小田急、江ノ電が通っていますが、今一つ盛り上がりに欠けている気がしてなりません。ぼくも何回かいったことありますが、鎌倉や江の島に行く通過点、という印象が強いです。

また、藤沢と言った時にどのような言葉が思いつくのか。「電波少年」といえば「アポなし」という短いワードが思い出されるが、元々存在しない言葉だった。しかし言葉として認知されれば、文字数の制限されたラテ欄(新聞のテレビ欄)に「電波少年 アポなし」と書いただけでも視聴者の目につきやすくイメージが湧くようになる。それを地域に置き換えて考えてみた場合、「鎌倉」であれば「大仏」、茅ヶ崎といえば「サザン」といった短い言葉がパッと思いつく。そういった「短いワード」が現在の藤沢にはないのではないか。(引用:2014/2/22 「藤沢ブランド発進!! 「地産地消から地産外商へ」

片岡英彦氏のイベントレポートによると、元電波少年のTディレクターこと、土屋敏男氏がパネリストになって藤沢ブランドを考えるシンポジウムが開かれたようです。さすがに元人気番組の企画をしていた人だけあって、コメントにも重みがあります。そんな土屋氏もキラーワードの大切を語っています。

阿倍野は「ハルカス」ブランドで躍進

大阪・阿倍野地区にできた高層ビル「あべのハルカス」。大阪版「東京スカイツリー」といったら怒られるかもしれませんが、商業施設として大阪の新たなランドマークになりそうです。というのも、ここでは「ハルカス」というブランド名を広めようという作戦のようです。「ハルカス」とは、「晴れ晴れとさせる」という意味の古語「晴るかす」が由来です。このようなステキな由来をストーリーに活かして関西エリアで巻き返そうという狙いが伺えます。

近鉄あべのハルカス事業本部によると、通常「あべのハルカス」や「ハルカス」を冠した商品を販売するには、値段の3%を使用料として支払う必要がある。しかし、近鉄と地元の3商店会は平成10年に「あべのまちづくり構想研究会」を設立し、協力して地域イベントや放置自転車対策を進めてきたため、同研究会の対象区域の店舗に限り、料金を無料にした。(引用:2014/2/22「地元限定 商標登録「あべのハルカス」使用料無料 関連商品で一緒に盛り上げ」)

登録した商標を無料で使わせるやり方は東京スカイツリーやくまモンでだいぶ認知されてきたのではないでしょうか。無料で使わすなら登録しなくてもいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、登録しておく最大のメリットは、使わせたい人と使わせたくない人を選べる点です。もし登録しなかったら、風俗営業店などブランドを傷つけかねない人たちが使っても止めさせられません。だからいざというときの懐刀として商標登録するわけです。

≪まとめ≫

地元の人々に愛される言葉といえば、産品とか方言とか地名とかが王道です。コンセプトを伝えるキラーワードをつくり、ブランド名や商品名として使うと広がりやすいでしょう。そんなキラーワードを商標登録すると強いです。逆にいえば、商標登録できるキラーワードを創出することが鍵といえます。

2014年2月24日

著者 ゆうすけ 

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  • 弁理士/監査役/ブロガー。中堅企業、中小・ベンチャー企業、スタートアップに適した知的財産活動を提案。 「地域発 ヒット商品のデザイン」でネーミングと商標登録のコラムを掲載。
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