サロンのアイデア事件簿その1 サロンの店名が真似された!?
えー、そんなことあるの!?って思うかもしれませんが、知らぬ間に店名がライバルサロンに真似されてたり、逆にいつの間にかライバルサロンの店名を真似してたりすることがあります。
そこでサロンのアイデア事件簿その1として、ライバルサロンに店名を真似された場合のケースをご紹介します。
店名はお客さんにとって目印
はじめに、店名はサロンの存在をお客さんに知ってもらったり、来てくれたお客さんにリピーターになってもらったりするためにとても大切です。だからライバルサロンに店名を真似されるとまずいのです。
例えばこちらのサロンの店名を「すやすやサロン」と仮名します。リフレッシュできてその夜はすやすや眠れるというポイントをわかりやすく伝えるネーミングです。
ライバルサロンに店名を真似されると、「すやすやサロン」が2つ存在してしまいます。だからもしお客さんがサロンをインターネットで探していて、「すやすや サロン」というキーワードで検索したら、「すやすやサロン」が2つ出てきます。
このときお客さんの気持ちを考えてみください。それぞれ別のサロンと思うでしょか?
お客さんは真似された事実を知りようもない
むしろ姉妹店かなって思うのが自然です。またもしライバルの「すやすやサロン」の料金が安かったら!?はじめてのお客さんならサービス内容がわからないため、たぶんライバルの「すやすやサロン」に行くはずです。
でもライバルの「すやすやサロン」のサービスが悪かったら!!??お客さんはライバルサロンだけじゃく、こちらの「すやすやサロン」にも来てくれなくなります。なぜならお客さんはライバルサロンとこちらのサービスの質が同じと勘違いしているからです。
つまり店名が真似されると、集客のチャンスを逃すことになります。このようなことにならないよう、サロンの店名を商標登録しておいたほうがいいのです。もし商標登録していれば、ライバルサロンに「すやすやサロン」はこちらが商標登録しているので使うのやめて!って言えます。
また商標登録するだけじゃなく、店名を真似しているライバルがいないかどうか、インターネットで定期的にチェックすることをオススメします。真似するライバルが増えれば増えるほど、店名の価値が下がってしまうからです。
まとめ
店名はサロン集客で大切な武器です。ライバルに店名を使わせる使わせない、使わせるときは有料、など自分で選択できるよう、商標登録しておいたほうが無難です。
2013年5月29日
著書 ゆうすけ
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