*

時代背景からよむサロン業界の傾向と対策 差別化ポイントが鍵

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 ビジネスモデル , ,

Pocket

サロン業界はブームの影響を受けやすいため、トレンドをつかむことはサロンを経営する上で大切なことです。

そこでサロン業界の傾向を時代背景からひも解き、そこから今後とるべき対策を考えてみました。

スポンサードリンク

ネーミングからひも解くサロン業界のトレンド


サロンといえば、「サロネーゼ」というネーミングを思い出しませんか?これはフランス語の応接間「サロン」と、日本の女性「ジャポネーゼ」を組み合わせたコトバです。2006年頃に登場してから、サロン人気が上がりました。同じ頃、30歳前後の女性を示す「アラサー」というネーミングが使われはじめました。このころから「自立した女性」が憧れの女性像になってきたようです。

また2006年の会社法改正により、資本金1円で株式会社を設立できるようになりました。そして2008年9月におこったリーマン・ショックを引き金に、日本経済が低迷し、企業の終身雇用制度は崩壊しました。このため夫婦共働きの傾向が高まっています。さらに1990年代後半から急増したインターネットの普及に伴い、昔よりも手軽に新しい情報を受発信できるようになりました。

これらのことからわかるとおり、今、女性のサロン経営ブームが起こっているといえそうです。なぜならサロン経営は少ない資金ではじめられるので、起業家志望の女性や自宅で開業したい主婦から注目されています。そのためライバル同士がお客様を奪い合っている状況です。そしてお客様の奪い合いに負けないよう、多くのサロンが値下げしています。

ライバルと比べて優位性を保つために値下げすること、つまりお客様に選ばれる理由を持つことは非常に大切だからです。しかし値下げによってサロンの経営が悪化しては本末転倒です。

サロンも差別化ポイントを持つ時代


したがって今後のサロンは、ライバルと違う差別化ポイントをもつことが重要です。しかしライバルサロンと違う画期的なサービスを発明しようとしたらきりがありません。大抵のサロンは似たサービスを既に考えているからです。そこで特定のお客様の悩みや問題を解決し、感動をあたえる差別化ポイントを探すことをオススメします。

たとえば近年、「母親の若返り」傾向が高まっています。このため娘と一緒に美容院やネイルサロンにいく母親、いわゆる「ままも族」が増えているということです。

  • おしゃれに敏感な娘と一緒に美容室やネイルサロンにでかける。そんな母親が増えつつある。「ママも一緒に」という意味で「ままも族」と呼ばれ、母娘対象の美容サービスも広がっている。母娘というより気楽な友達という今の親子の距離感を表しているようだ(引用:「読売新聞」2013/03/31朝刊)。

そこで母と娘を隣同士に座らせて親子で会話しながら同時に接客できるようにしたり、母子一緒にくれば特別サービスを提供したりするなど、「母子」という特定のお客様の満足度を高めることが、この場合の差別化ポイントになります。

差別化ポイントは伝わらなければ意味がない


しかしお客様は差別化ポイントがあるかないか知る由もありません。さらに差別化ポイントを知ってもお客様の心が動かなければ、決して来客につながりません。どんなにいいサービスだとしても、はじめはお客様に見向きもされないものです。

そのため差別化ポイントをお客様に伝えつづける必要があります。なぜならお客様に少しずつ差別化ポイントの内容やメリットを知ってもらうためです。そうしなければ、値下げしたライバルにすぐ目移りしてしまいます。

その点インターネットは差別化ポイントを伝えつづける有効なツールです。自前でホームページをつくれば、作成コストも広告コストも営業コストもゼロです。独自ドメインを取得しレンタルサーバーをかりるだけで、がんばればプロがつくったようなオリジナルサイトに仕上がります。

レイアウトを工夫すれば、見やすくなるため受注率や信頼性が高まります。その点「WordPress(ワードプレス)」という無料ツールを使えば、自分で簡単にホームページ(またはブログ)をつくれます。

まとめ


特定のお客様向けに差別化ポイントを持つことは、今後のサロンのあるべき姿ととらえています。そして差別化ポイントがお客様に伝わるようインターネットを活用することは、コストをかけない集客方法として適しているはずです。

2013年5月21日

著書 ゆうすけ

Pocket



関連記事

14561581102_472fb7425c (1)

コンサル重視に転換する製造業に期待すること

先日(2016/5/9)、「日立、営業2万人増員 コンサル重視へ転換」という記事が日経新聞に

記事を読む

24566046491_f2cced8e09

技術ノウハウを経営に活用できている会社のほうが提案力に長けている理由

公官庁が提供する調査結果や資料は内容が充実しているため重宝しています。先月(2016/2/1

記事を読む

5734800480_30a36c6198

2016年に注目の3つの知的財産の話題

明けましておめでとうございます。2016年もいよいよ幕開けしました。今年も知的財産のネタをわ

記事を読む

16026547808_cb12b61be9

【2015年まとめ】知的財産記事おすすめ28選!1年を振り返って思うこと

2015年も残すところあとわずかとなりました。 自分としては、年末にその1年を振り返る

記事を読む

14225546002_a52e577fd3

小売業のブランド戦略を後押しする知的財産活動事例

小売業といえば、スーパー、コンビニ、量販店、ドラッグストア、ネットショップなど主に商品を販売

記事を読む

02
コロプラを訴えた任天堂特許戦略の考察

  2018年も新年早々、知的財産関連のビックニュース

20170127tmd01
ピコ太郎さんも驚きの商標トラブル!エイベックス社が巻き込まれた状況を図解

  ピコ太郎さんの話題は2017年になってもまだまだ衰

20101606281_259b4e6f8c
社外弁理士に存在価値はあるのか?

先日(2016/5/16)の日経新聞に、「企業の枠越え 法実務

14561581102_472fb7425c (1)
コンサル重視に転換する製造業に期待すること

先日(2016/5/9)、「日立、営業2万人増員 コンサル重視

26443844932_c18ddab420
地域の知財活動に役立つサイトまとめ

日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをして

→もっと見る



PAGE TOP ↑