特許のテレビ番組やってるよ!NHK系「東京特許許可局」って知ってた?
こんな興味をそそられる番組があったのにぼくはまったくノーマークでした 毎週月曜日午後6:45~6:55のショート番組。時間がなくても無理なく観られそう。しかもキャストが何気にいいです!
画像©:東京特許許可局
特許がもっと身近な存在になってほしい!
この「東京特許許可局」は、毎回ちょっと変わった発明家が一見役に立たなさそうな奇妙な発明品の特許許可を申請するという1話完結のコメディーで、なんだかずれてる(?)ところというか、独特のユルさ&オフビートな感じといいますか…そのへんがどうにもクセになる作品。
<引用:2014/10/12 インターネットTVガイド「鈴木福くん、佐々木希さん、乃木坂46が「天てれドラマ」で名(迷?)発明家に!」>
特許って聞くと、iPS細胞や青色発光ダイオードのような超画期的で時代をひっくり返すような大発明しかならないと思っている人って多いです。でも主婦が考えた日常グッズや子どもが考えた面白アイデアも、ちゃんと特許になるんです。
この「東京特許許可局」では特許の難しさを一切取っ払って、「ありえないけど実際にあったらオモシロいモノ」をテーマに特許の世界を番組化してます。キャストでは八嶋智人さんが東京特許許可局長役で、毎回ちがうゲストが発明家として登場しているようです。
特許はもともと産業の発達のためにつくられた制度です。というのも、せっかく考えたアイデアが真似されて張本人が報われないのはあんまりだし、それが原因で発明家のモチベーションを下げるのマイナスだ!と考えられたわけです。
かといってなんでもかんでも特許にしたら、逆に新しいモノづくりがしにくくなるし、そもそも特許をとる意味がなくなるから、特許にするしないのルールをつくって、審査するようになりました。
そういう命題と歴史ある特許についてオモシロおかしく番組構成した「東京特許許可局」を見て、視聴者の皆さんがこんな商品あったらいいなー!特許とれたらいいなー!なんて思ってくれたら、個人的には嬉しいです。
≪まとめ≫
ぼくも次回から早速観ます!テレビ離れがあるものの、テレビ番組から学べるものもあるはずです。興味ある番組は積極的に観たいと思います。ちなみ「東京特許許可局」というのは実際にはありません(笑)。実際は、経済産業省管轄の「特許庁」が特許の審査をしています。
2014年10月12日
著者 ゆうすけ
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