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サンタクロースを活用した世界的に有名な3つのビジネス戦略

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 ビジネスモデル ,

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photo credit: Puzzler4879 via photopin cc

2013年のクリスマスも残すところあと数時間となりました。もうすでに満喫しきった人もいるかもしれませんね。

クリスマスというイベントで心が暖まる瞬間を、誰もが味わった経験があるはずです。つまり世界中の人々を巻き込む影響力が、クリスマスにはあるということです。このような人々の心がおどるタイミングをビジネスに利用している例はたくさんあります。

そしてクリスマスのビジネスにとって、サンタクロースというキャラクターの存在は大きいでしょう。サンタクロースがプレゼントをくれる夢物語のおかげで、フワッとしたクリスマスをわかりやすくイメージできるようにしているわけです。

そこでサンタクロースを活用した世界的に有名な3つのビジネス戦略をまとめました。

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1.サンタクロースの服が赤いのはコカ・コーラの戦略 

当初は共通のイメージがなかったサンタクロース。老人や小人や妖精や小悪魔のようなモチーフがありました。そこで1931年にコカ・コーラがクリスマスキャンペーンのために考えたキャラクターが、サンタクロースのモチーフとして定着しました。

“白いあごひげに真っ赤な衣装の陽気なサンタ”。今でこそおなじみのその姿、実は画家ハッドン・サンドブロムがコカ・コーラ社のクリスマスキャンペーン用に描いた絵がきっかけになっています。1931年から1964年まで、40点以上描かれたサンタは、クリスマスシーズンのシンボルとして、世界中で愛され続けています。(引用:「コカ・コーラの歴史:コカ・コーラにまつわる話」)

会社のブランドカラーである「赤」を印象付けるために、誰もが知るサンタクロースを活用したという発想がぶっ飛んでます(笑)。しかしそれがずっと続いているのは、企業努力があったからでしょう。

2.サンタクロースからの手紙 from フィンランド 

サンタクロースからのプレゼントなら案外子供たちにあげやすい(?)ですが、手紙となると別です。もともとサンタクロースはフィンランドが出身地といわれています。そのためリアリティを演出するなら、フィンランドから発送すべきです。つまりフィンランドの消印があれがいわけです。

その発想から生まれたのが「サンタクロースからの手紙」です。サンタクロースのサインやイラスト尽きの手紙が、12月20日ごろ届くサービス。日本ではサンタクロース村や日本・フィンランドサンタクロース協会が代理しています。

3.1年中ブームを継続させるサンタクロース・ライセンシング

サンタクロースって、12月25日が過ぎるとあっという間に忘れ去られる存在です、特に日本では(泣)。でも本来は人々に幸福をもたらす象徴的な存在なので、クリスマスだけの登場ではもったいないのでは?という発想です。

商品ブランドとしてのサンタクロースには一つの大きな欠点がある──毎年、年末の数週間にしかその価値が上がらないことだ。そこで「サンタクロース」の商標をフィンランドで保有している「サンタクロース・ライセンシング(Santa Claus Licensing)」では、サンタクロースを1年365日、世界中で売れるようにとビジネスに乗り出した。手始めは中国だ。

不況下にあり緊縮財政を実施しているフィンランド。それでも議会は今月、サンタクロースを中国に売り込むための予算30万ユーロ(約4300万円)を承認している。「欧州での短いクリスマスは伝統的なものだが、アジアならばサンタクロースは(クリスマスとは)まったく別個のキャラクターとして売り込める」というのがポーニオ氏の考えだ。(引用:「サンタクロースのブランド化、フィンランドの試み」)

「サンタクロース」をフィンランドで商標登録していたとしても、商品毎にしかその効力が発生しないので、どの商品を保護しているかが重要です。またアジア圏でライセンシングするには、アジア圏でも商標登録する必要があります。つまりなんでもかんでも「サンタクロース」はフィンランドのものだ!とは言えないし、まして中国にライセンスのネタを持ち込むというのが現実的かというと、疑問です。

≪まとめ≫

クリスマスは1年に一回必ず来ます。だからサンタクロースをネタにしたビジネスっていうのは、軌道に乗ると美味しいわけですね^^

<参考>

コカ・コーラの歴史:コカ・コーラにまつわる話

サンタクロース村

一般財団法人 日本・フィンランドサンタクロース協会

サンタクロースのブランド化、フィンランドの試み

 2013年12月25日

著者 ゆうすけ

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