経営者が自作のネーミングでちゃんとブランディングするには?
なんとか起業家の皆さんに、ネーミング戦略をわかりやすくお伝えしたい!
そう思っていたところ。。。
なんと超タイムリー!!!
現発行部数が55,067部の超人気メルマガ、
平野友朗氏の【毎日0.1%の成長】
にて、本日はこんな記事が届きました。
『【0.1%の成長】商標を使ったブランディング』
お、商標!!??
私にとっては心が躍るキーワードです♪
この記事で平野氏は、商標登録は大切な
ブランディングの一つであることを
実感されています。
では記事の要約紹介と簡単な解説をさせていただきますね。
平野氏は現在、以下の登録商標を所有しています。
『ビジネスメール』登録第5277436号
『ビジネスメールコミュニケーション』登録第5273242号
どちらも、出版物、広告、セミナー企画
などを指定しています。
つまり簡単にいうと、
『ビジネスメール』や
『ビジネスメールコミュニケーション』の
文字が入った本の出版やセミナーの開催を
できるのは、平野氏のみということになります。
これが商標登録の最大のメリット。
登録した商品やサービスについて、
商標(ネーミング)を独占できるわけです。
平野氏はこららの商標を平成21年10月に
取得しています。
この時期がキーポイントです!
つまり平野氏は先のビジネスを予測して
商標を先取りしたと考えられます。
実際、この当時はまだ『ビジネスメール』という
ネーミングはほとんど存在しなかったようです。
書店にも『ビジネスメール』というコーナー
がなかったとか。
しかし時代の経過と共に、
書店では『ビジネスメール』というコーナー
が見かけられたり、
平野氏以外で『ビジネスメールセミナー』
を開催しているところも出てきました。
実際にグーグル検索すると多数ヒットします><
この事実に対し平野氏がどうするかは
わかりませんが、少なくとも記事の中
で平野氏の心境が以下のように書かれて
います。
「ビジネスメールというワードに対して
もっともっときちんと動いた方が良い
のかもしれません・・・。
・・・
ただ言えることは、商標も意識した
ビジネス展開をすべき。
知らなかったでは済まされませんので
特に経営者の方は確認してくださいね!」
※引用:【0.1%の成長】商標を使ったブランディング
商標登録しておけば、その領域は
守られたあなただけの『マイゾーン』になります。
しかしネーミングで盲点なのは、
知らぬまに他の領域に足を踏み入れていることです。
商標登録は起業家の皆さんのビジネス
にとって強力な武器にもなりますが、
その一方で大きなリスクを抱えている
ことを少しイメージしていただけたのでは
ないでしょうか。
関連記事
-
ハッシュタグの商標戦略の考察
先日、「ハッシュタグも知的財産--商標登録する海外企業」という興味深い記事が公開されていまし
-
「必殺技」の商標戦略の考察
バンダイが「必殺技」を商標出願したというニュース(2016/3/15)が報じられました。ゲーム業
-
ジェネリック家電のコピーを防ぐ特許戦略
photo credit: blood test via photopin (license)[/
-
ゆるキャラブームと商標登録の傾向と対策
「ゆるキャラ®」の生みの親であるみうらじゅんさんの著書「「ない仕事」の作り方」を読みました。
-
「湯~とぴあ」を独占?事例に学ぶ事業エリアと業界キーワードと商標登録の関係
商標とは、社名や商品名などいわゆるビジネスの看板(目印)となるものです。主に、ネーミング、ロ