高齢者化社会のキーワードも商標登録!将来的にビジネスチャンスが拡がるかも!
高齢化社会に対してシニア向けのビジネスが注目されています。
例えば「終活ビジネス」。いずれくる人生の幕引きの受け入れ方について、いろんな切り口からビジネス展開されています。
photo credit: 3/365 via photopin (license)
高齢者向けビジネスのキーワードも商標登録
竹裏さんはセミナーを重ねる中で「自らの歩みを人に伝え、共有すると心の癒やしになる」と痛感。昔を思い出し、脳を活性化させることが認知症予防の効果もあるとして、昨年10月に「エンディングノートセラピー」の商標を登録した。
<引用:2015/2/21「「終活」作業は心の癒し 兵庫の女性が登録商標に」by 神戸新聞>
「エンディングノート」もその一つ。そしてこの「エンディングノート」と心のケアを意味する「セラピー」を組み合わせた造語が商標登録されたようです。
特許庁のデータベースで見ると、2014年6月9日に商標登録の申請(出願)がされていて、同年10月24日に登録されていました。まだ登録されたばかりです。
「エンディングノート」と「セラピー」ってどちらも一般名称だから、それを組み合わせても商標登録は認められないじゃないか?という疑問もわきます。
でも「エンディングノートセラピー」は、セミナーや認定資格の名称として登録されています。つまりセミナーや認定資格の名称としてであれば、「エンディングノートセラピー」は独占してもいいと認められたわけです。
このように高齢者向けビジネスを展開するなら、マネタイズを考えてうまくキーワードを組み合わせて商標登録しておくと、将来的にビジネスチャンスが拡がるかもしれません。
≪まとめ≫
ビジネスのキーワードにも流行りがあって、流行る前に商標登録しないと、登録できなくなることがよくあります。1年前に申請してれば商標登録できたかも!?なんてことにならないようにご注意ください。
2015年2月22日
著者 ゆうすけ
関連記事
-
ピコ太郎さんも驚きの商標トラブル!エイベックス社が巻き込まれた状況を図解
ピコ太郎さんの話題は2017年になってもまだまだ衰えるところを知りません。話題性
-
地域の知財活動に役立つサイトまとめ
日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをしていますが、特許庁は経済産業省の
-
ハッシュタグの商標戦略の考察
先日、「ハッシュタグも知的財産--商標登録する海外企業」という興味深い記事が公開されていまし
-
「必殺技」の商標戦略の考察
バンダイが「必殺技」を商標出願したというニュース(2016/3/15)が報じられました。ゲーム業
-
ジェネリック家電のコピーを防ぐ特許戦略
photo credit: blood test via photopin (license)[/