NPO法人の商標登録の件数を集計すると施行から17年で3154件(修正あり)
社会貢献が時代のキーワードになりつつあり、NPO法人の活躍が注目されてきました。活動内容はいろいろで、中には名称を工夫して商標登録を活用する団体も出てきました。
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NPO法人による商標登録件数は2803154件
・・・江戸時代の海運業発展を支えた帆布「松右衛門帆」を、NPO法人高砂物産協会が商標登録した。・・・同協会は「工楽松右衛門と松右衛門帆を広く知ってもらい、商品の全国展開を進めたい。商標登録は仕掛けの一つ」と話している。・・・
<引用:2015/1/8 神戸新聞NEX 「発明230年、江戸時代の帆布を商標登録 兵庫のNPO」>
そこでNPO法人の商標登録の利用状況を調べたところ、利用率はまだまだ低いようです。「NPO」という文字を含む出願人や商標権者で検索したところ、280件ヒットました(2015年1月8日現在)。
さらに「特定非営利法人」という文字を含む出願人や商標権者で検索したところ、2874件ヒットました(2015年1月9日現在)。←2015年1月9日追記
一方、NPO法人数は、平成26年11月30日現在で全国で49,691法人です(内閣府NPOホームページより)。これからNPO法人の商標登録利用率を計算すると、わずか0.00056%です。 6.34%です。←2015年1月9日追記
NPO法(特定非営利活動促進法)が施行されたのが平成10年(1998)なので、それから17年くらいで280件というのはさみしいですが、まだまだ商標登録が認知されていないのかもしれません。3154件ということは、それなりに商標登録が認知されているようです。←2015年1月9日追記
ちなみに、NPO法人として最も古い商標登録は、平成11年(1999)年に登録されています。
≪まとめ≫
NPO法人でも収益事業は認められています。そのため少なくとも法人名やサービス名(認定資格の名称など)は商標登録しておいたほうが安心です。
2015年1月8日
著者 ゆうすけ
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