*

ネット注文を受けている会社は要注意!商標トラブルの70%以上がネット上のパクリ被害(平成26年度警視庁調べ)

公開日: : 商標, 商標トレンド

Pocket

平成26年度の商標登録の侵害事件について、警視庁のデータが公開されました。

photo credit: 29.05.2012 Jornada de jóvenes y adultos mayores en Lugano via photopin (license)

スポンサードリンク
 

商標がパクられると受注し損ねた上にクレーム

2 商標権侵害事犯及び著作権侵害事犯
(1) 現状と対策
平成 26 年中に検挙した商標権侵害事犯 247 事件のうち、インターネットを利用して商標権を侵害した事件は 174 事件(70.4%)であった。

<引用:平成26年中における生活経済事犯の検挙状況等について(平成27年2月)by 警察庁生活安全局 >

247件っていくと大したことなさそうですが、おそらく表面化していないトラブルはもっと多いんじゃないでしょうか。もし商標トラブルの総数が1000件だとすると、統計上は700件がネット被害によるものとなります。

実際に聞いたことがあるケースでは、ホームページのタイトルにもなってる社名がそっくりそのままパクられてて、注文を受けた覚えのないお客さんからクレームがきた、という話。

しかもドメインもそれっぽくしてるんです。例えば、社名が「あいうえ株式会社」、ドメインが「aiue」だとすると、社名をそっくりパクって、ドメインを「aiue-company」とかにする。

そしてパクリ業者がネット注文システムを悪用すると、お客さんが検索エンジンで「あいうえ株式会社」って入力すると、本家だけじゃなくてパクリ業者も検索で上位に表示される。

こうなるともうかわかりますよね?お客さんは知らずにパクリ業者から粗悪品を買わされてしまい、クレームだけが本家にくるというカラクリです。

一番迷惑なのはお客さんです。下手したらその会社を信用しなくなるかもしれない。会社にとってお客さんからの信用を失うのはお金を失うよりきついことです。

だから会社としてネット注文を受けている以上、社名がパクられてないかを確認しないとマズイし、お客さんに損をさせないようにブランドを守らないといけないわけです。

≪まとめ≫

商標は知的財産の中で一番パクられやすいです。ウェブの仕組みを知ってるパクリ業者にとって、商標は格好の集客材料なんです。え、いつの間に?とならないように、まずは社名を商標登録すること、つぎにネット上で商標がパクられてないか確認すること、これがネット注文ビジネスを安全に続ける手段の一つでしょう。

2015年3月1日

著者 ゆうすけ

Pocket



関連記事

26443844932_c18ddab420

地域の知財活動に役立つサイトまとめ

日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをしていますが、特許庁は経済産業省の

記事を読む

23138252250_5c507023ca

ハッシュタグの商標戦略の考察

先日、「ハッシュタグも知的財産--商標登録する海外企業」という興味深い記事が公開されていまし

記事を読む

photo credit: life in sacramento : spell casting, california (2015) via photopin (license)

「必殺技」の商標戦略の考察

バンダイが「必殺技」を商標出願したというニュース(2016/3/15)が報じられました。ゲーム業

記事を読む

25236620725_4df53fb958

ジェネリック家電のコピーを防ぐ特許戦略

photo credit: blood test via photopin (license)[/

記事を読む

10644821775_e59fe9c1f0

ゆるキャラブームと商標登録の傾向と対策

「ゆるキャラ®」の生みの親であるみうらじゅんさんの著書「「ない仕事」の作り方」を読みました。

記事を読む

20101606281_259b4e6f8c
社外弁理士に存在価値はあるのか?

先日(2016/5/16)の日経新聞に、「企業の枠越え 法実務

14561581102_472fb7425c (1)
コンサル重視に転換する製造業に期待すること

先日(2016/5/9)、「日立、営業2万人増員 コンサル重視

26443844932_c18ddab420
地域の知財活動に役立つサイトまとめ

日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをして

inf160417
熊本地震で影響を受けた手続の救済措置

©特許庁※画像にリンクあり[/caption] 2016年4月

4201580931_07bf5403d6
プロダクトデザインを意匠と特許で守る訳

プロダクトデザインの保護といえば意匠、というのは皆さんご存知か

→もっと見る



  • 弁理士/監査役/ブロガー。中堅企業、中小・ベンチャー企業、スタートアップに適した知的財産活動を提案。 「地域発 ヒット商品のデザイン」でネーミングと商標登録のコラムを掲載。
PAGE TOP ↑