*

『50℃洗い』の由来/意味-野菜が蘇る魔法の数値の謎

公開日: : 最終更新日:2014/01/03 ネーミング事例研究

Pocket

【生鮮品を買い置きしがちな方必見のネーミング戦略がこれ!】

買出しした野菜なんかを冷蔵庫にしまいっぱなしにして忘れちゃうことってありませんか?

そんな方に朗報なのが『50℃洗い』。これは低温スチームの研究家・平山一政先生が考案した調理方法。50度のお湯にひたすと葉の表面の気孔が開き、そこに水分が入るため、新鮮な状態に戻るいうものです。

スポンサードリンク

このネーミングのすごいところは、「50」という数字に全く新しい概念を吹き込み認知させたところです。今まで「50」と聞いて、具体的な何かを思い出せる人はいたでしょうか?せいぜい50歳や50音(五十音)くらいいかなと思います。

しかもピッタシ「50℃」じゃなくてもいいんです(笑)。48℃~52℃くらいでOK。にも関わらず「50℃」という数字にこだわり野菜を復活させるというコンセプトが、主婦や料理好きの方々に響きました。

ちなみに『50℃洗い』は商標登録出願中です。認知度が高まると一般化してしまうため、ケアが必要です。

Pocket



関連記事

medium_13855753

店名の価値をあげるちょっとした工夫とは?濁点を活かしたサガミチェーンの事例

連休に、学生時代の友人に会いに名古屋へ行ってきました。1~2年に1回は会って互いの状況を話し合うもの

記事を読む

medium_14007044860

ゲーム業界のジャンル名も商標登録できる!「サウンドノベル」からの学び

ゲーム業界のネーミングといえば、ソフト名やキャラクター名をパッと思い出します。だからそれらを

記事を読む

medium_4128149164

鹿児島に行ったら無料情報誌も要チェック!ネーミングやキャラクターに一工夫

九州でも最南端に位置する鹿児島。先日、熊本に住む親友に、鹿児島まで車で連れていってもらいまし

記事を読む

medium_4255026872

ブランド効果高し!一般名称をアルファベットにして商標登録できたネーミング事例

一般名称が商標登録されてしまうと、他の人たちがその一般名称を使えなくなってしまいます。だから

記事を読む

medium_83500889

「大阪都構想」はわかりにくかった?政治の成功も左右するネーミングのチカラ

以前、石原さんが代表の「太陽の党」の由来について記事を書きましたが、今回は維新の会のネーミン

記事を読む

02
コロプラを訴えた任天堂特許戦略の考察

  2018年も新年早々、知的財産関連のビックニュース

20170127tmd01
ピコ太郎さんも驚きの商標トラブル!エイベックス社が巻き込まれた状況を図解

  ピコ太郎さんの話題は2017年になってもまだまだ衰

20101606281_259b4e6f8c
社外弁理士に存在価値はあるのか?

先日(2016/5/16)の日経新聞に、「企業の枠越え 法実務

14561581102_472fb7425c (1)
コンサル重視に転換する製造業に期待すること

先日(2016/5/9)、「日立、営業2万人増員 コンサル重視

26443844932_c18ddab420
地域の知財活動に役立つサイトまとめ

日本では、特許庁が知的財産(以下、「知財」)の取りまとめをして

→もっと見る



PAGE TOP ↑